堪忍袋の緒を締めろ!

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2010-04-06 あったかいらしいよ

_ [PC] ActionScriptというプログラミング言語

なんか似たようなことを何度も書いたし読んだ気もするが、これは野村の日記なので定期的にこの話題に触れちゃうよ!年取ったね!

2010年もAdobeの主軸を担うFLASH PLATFORM戦略。これは広範なデバイス上でFLASHが動作するようになるというもので、野村なりに言い換えると「ActionScript言語」を知っていればいろんなシーンに向けたアプリケーションを作成することができる、プログラマとして仕事ができるということになる。

十年前までは、結局C言語を知らなければ何も作れない、なんていわれていた。今でもC言語はプログラミング言語の一つの高みだろうと思う。だが、デバイスやUI、ネットワークの発達からコードの肥大化を余儀なくされるようになった現在、ハードウェア依存を隠蔽化して安定性や汎用性の高いコードを書ける、そんな優れたフレームワークを活用して効率よくプログラミングすることが要求されている。例えばJavaがそうだった。

Javaが通って来た道を、ActionScriptはFLASH PLATFORM戦略で通ろうとしている。

もはやFLASH PLATFORMはデザイナーやアニメーターだけのものではない。プログラマにとって重要なフィールドとなっている。そろそろプログラマの皆さん、ActionScriptというプログラミング言語を認めてやってはくれないか。


2010-04-13 寒い!寒い!

_ [PC] CS5が正式発表になった

遂に出ますよ、Adobe CS5

というわけでCS5が何者なのか、どれほどすごいのかは公式Webサイトをみれば分かるので、敢えてここは野村が残念に感じたことを書いてみる。

まず、またしてもアップグレード時にOSの変更ができない(*1)!この縛りって何の意味があるのかさっぱり理解できない。野村はWindows→Macに生活スタイルをシフトさせてしまったので、Windows版の多くのソフトが無駄になろうとしている。Adobe製品は決して安くはないので、いやむしろここは割増料金でもいいのでせめてアップグレード時のプラットフォーム変更は認めて欲しい。

次に、Flash Platformの開発環境を揃えるスイートが、Web PremiumとMaster Collectionしかない点について。せっかくのFlash Platform戦略なのだから、Flash Pro、Flash Builder、Catalystとデザインワーク用のFireworksあたりで「Flash Premium」とかあっても良さそうなものなのに、無い。すべてのスイートにPhotoshopが入っている……ってそんなに重要なことですか、そうですか。いや、Photoshopすごいけどね、でもTPOってあると思うんだ。現在勤めている会社では、デザインをFlashに持っていく直前の作業はFireworksにほぼ統一されているし。

そして、これはかなり些細なことだがWeb PremiumにSound Boothが入っていない。Flash用の効果音を編集するのに使うものだとばっかり思っていたのに。仕方が無いので、ActionScriptで効果音の波形をいったん可視化してPNGに保存、Photoshopで取り込んでフィルタをかけて、ActionScriptでもう一回音情報に変換し直すというエクステンションを、……すみませんやっぱりSound Boothつけてくださいよ。

Adobe製品をお使いでない方にはさっぱり意味が分からないだろうが、まぁこんな感じで新しいソフトウェアが出るので浮き足立っているということだ。

*1 07:36追記:アップグレード時に個人事業主向けのボリュームライセンス(TLP)を適用すればOS変更が可能になるらしい。コメント欄参照。(けんたろThanks!)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

けんたろ [もしかしたらCLP5とかTLP5とかのボリュームライセンスだけかもだけどクロスアップグレードできた気がする。 あと、..]

けんたろ [なんか調べちゃった。 http://www.adobe.com/jp/joc/volumestore_jp/ 多分、..]

nomura [いやでもやっぱり、Flash Platform向け開発環境セットが完全に同じニーズとは思えないわけよ。 Adobeは..]

nomura [自分で文章読み返してみて気づいたんだが、 「オレFlashなんて要らねーよ!HTMLも書かねーよ!」って人向けのセッ..]


2010-04-22 冬……だと?

_ [インターネット] 「電子書籍の衝撃」の衝撃

電子書籍の衝撃

というわけで日記のタイトルは完全にダジャレなわけだが、佐々木俊尚「電子書籍の衝撃」は面白かった。この本、もちろん電子書籍としてディスカヴァーから発売されていて、野村はiPod Touchで読破した。皆様にもオススメしようと思ったら、110円キャンペーンが終わってしまっていた。がびーん。

さてさて、この本を読んで色々と考えたことをツラツラ書いてみる。

良く云われる「なぜ紙の本を収集するのか」という問題。野村はマンガで本棚が埋まっているが、マンガは画集などと同様に紙面一枚一枚、右か左かも含めて全体を読むものなので、今のところ電子書籍には向かないから置いておくとして。また、図版が重要な書籍も同様だ。雑誌もここに含まれると思っていて、写真や図版が大きくて奇麗だから読みやすいという点が非常に重要と考えている。文庫サイズの雑誌は誰も読まない。なのでこれも横に置いておいて。

野村は電車で読んだりすることを考えて、小説はなるべく文庫で買うようにしている。可搬性を重視しているわけだ。一方でどうしても一刻も早く新刊で読みたい作品はハードカバーで買う。つまり、作品の配布形態が複数あることに対して、違和感は既に感じていない。ハードカバー→新書サイズ→文庫サイズと来て、電子書籍サイズになっただけだ。後は紙で持つ価値ということになる。

欲しい作品はハードカバーでも良いから買おう、と考える。ハードカバーか文庫か、そこには値段の問題もあるが大きさや形の問題もある。収納するにしても文庫の方が形が揃っていて楽チンなのだから、何かにつけて文庫の方がユーザーにとってメリットが大きい。なのにハードカバーを買うという行為は、その出版物の内容に加えて「付加的な価値」に対して魅力を感じているからに他ならない。発売されるタイミングもそうだが、例えば装丁や紙そのものに「付加価値」を感じているから、その分の金額を上乗せしても良いと思っているということになるだろうか。「紙の質感が好き」とか「紙はメモできる、付箋を貼れる」といった「価値」もありえるだろう。

あるいは作家や作品に対する敬愛を示すためかもしれない。好きな作家、好きな作品だから金額以上に支払いたいと思う気持ちだ。ガンダムオタクがガンダムと聞くとなんでも買い揃えてしまう行為、自虐的に「寄付」とか「お布施」とか呼んでいるその行為は、既に作品に対してではなく付加価値に対して値段を支払っていると考えられないだろうか。

ダイホンヤ

「作品の値段」+「付加価値の値段」=「本の値段」とした場合に、「付加価値の値段」をディスカウントした状態が新書→文庫、そして電子書籍となると考えれば、既存の紙を使った出版形態と電子書籍という出版形態は共存できるのではないか。作品そのものの値段で入手できる電子書籍が書籍のベーシックな配布スタイルになって、ハードカバーは所有者にプレミア感を与えてくれる嗜好品として存在する。とりみき&田北鑑生の名作SFギャグマンガ「ダイホンヤ」のような世界もあながち冗談ではない。

本を嗜好品として考えた場合、単にフォーマットが揃っているだけの新書や文庫は残念ながら価値が薄い。横に並べたときの美しさとかコンプリート感を得られるラインナップ(例えば作家の全集とか。あぁラヴクラフト全集揃えてねぇや)があれば俄然、嗜好品として買い揃える価値が湧いてくる。だが闇雲に刷られているだけの新書や文庫であるならば、結局それは値段以上の付加価値を提供してくれないので電子書籍のほうがいい。

後は単純に「文字の読みやすさ」という問題だが、これは経験や体質に依るところも大きいと考える。だが、「電子書籍の衝撃」の中で著者が述べているように、既にブログなどをデジタルの状態で読み慣れている世代にとっては、あまり重要な問題ではないのかもしれない。

日本では出版業界の障壁が高くてなかなか普及しない電子書籍だが、野村は潔く肯定派に回ることにした。だが紙の本が持つプレミア感も好きだ。多分これからは両方を見比べて、その時々でどちらを選択するか決めていくことになるだろう。


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