堪忍袋の緒を締めろ!

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2011-03-23 暖かくなってくれ

_ [生活] 東京と電力とITと

震災によって首都圏の電力を送出していた発電所が壊れてしまった。

そして漸く我々(警鐘を鳴らしていた方々も居たが、多くの方々は)は、電力が湧いて出てくるものでもなんでもなくて、単に遠くの町で生産されたものを消費しているに過ぎないことに気付かされた。

これが東京という都市の異常さであろう。全てを集めてしまえば効率的だという発想から政治の中心部を一カ所に集中させ、そこから派生して経済も集まってきた。合理的といえば聞こえがいいが、今は「コタツの周りにリモコンを並べる」様子にも見える。となれば野村はさしずめミカンの皮だ。

電力を遠くから運んでくるのに大変な労力を費やすくらいなら、IT産業はインターネットというインフラで距離の概念を変えてしまったのだから、今こそ地方へ分散させて良いのではないか。

十年前、IT業界で地方に活路を見出そうという動きが活発化した頃、盛んにインターネットというインフラが、距離の概念を駆逐すると云われた。だが現実には、人が集まる東京で全てが決まり、地方のIT産業はその決定に従う労働力に過ぎなかった。

本質的には、東京で作ろうと地方で作ろうと品質も含めてちっとも問題ないのに。コタツの周りにリモコンを置いたら便利過ぎて立ち上がる気持ちが薄れただけなのに。

(追記)なんかiPod Touchで日記書いてみたら、色々と脈絡が無い感じの文章に仕上がったけれども、ニュアンスでござるよ。


2011-03-24 寒いぃ。

_ [マンガ・アニメ] 今月観た映画

今月観た映画の話、はじまりはじまりぃ。

久々の新作「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」。これを映画というかどうかは議論の余地がある。TVでいいじゃん。で、内容はいつもどおりのTRICKなのでファンなら普通に楽しめますな。

ジャッキー・チェン主演「ダブル・ミッション」。子供向けのハロウィン映画だと知らずに観てしまったので、あまりのスケールの小ささに最初戸惑った。こうしてみるとジャッキー・チェンもお爺ちゃんだよなぁ。そろそろ限界じゃないのかなぁ。無難には笑えるけれども、以前のジャッキー・チェンを知っている世代にはキツいかも。

原作(ゲーム)を知らない一般の方々を置いてけぼりにするアニメ「劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」。流石に予備知識が無い人が観るわけが無い、という前提で作られたオタク向け映画。ストーリーはあっさりなぞるだけ、あとはひたすらカッコいい戦闘シーンで繋ぐという潔さ。初見を許さない固有結界。

ブルース・ウィリス主演「コップ・アウト」。アホ警官もの。この内容なら、もっと若手または無名な配役のコンビを主演に据えたほうが良かったんじゃないか。はっちゃけ具合が弱い。ラストの後の「one more thing」な下りは必要だったのか?ひょっとして人気の高いコメディアンなのかな、だとしたら不勉強ですみません。

ジュード・ロウ主演「レポゼッション・メン」。原題が「レポ・メン」。原題のほうが明らかに発音しやすい。内臓ぐりぐり描写の多い映画。そういう狂気的な表現に対して、SF的な風景や小道具が弱いと思う。特にクライマックス。せっかくのシチュエーションで、観客をゾッとさせる未来感が弱まっちゃった。残念。

「やさしい嘘と贈り物」。おじいちゃんが恋をするハートフルなコメディ。予告編など多分にネタバレが散見される映画だし捻りは無いが、むしろオチを知っていて観るとゾクゾクする。泣ける。主人公の気持ちにも周囲の人の気持ちにもなれる良い映画だと思う。

西原理恵子原作、菅野美穂主演「パーマネント野ばら」。原作を読んだことがあって、これは逆にラストを知っているとちょっと冷めると思う。思っていたよりはキレイにまとまった印象。そもそも山や谷の少ないストーリーなのでむしろ良くまとめたなぁと思う。TVでは流しづらい設定なのであまり人の目には触れない作品だろう。

「ラースと、その彼女」。人形(というかラブドール)に恋をした男の物語。シチュエーションで引っ張る感じのコメディと思っていたら、そうではないテーマがすごく明確に提示される。シチュエーションは笑えるのに、登場人物たちは観客に様々な問いを投げ掛けてくる。そしてラスト近くの神父の演説がグッとくる。パッケージ写真で主人公の傍に居る人形の造形に(特に日本にはもっとリアルな人形もあるだけに)不安になったのだが、観終わると成る程、敢えて選ばれたビジュアルだなと思った(もちろん、アメリカではこのリアルさが限界という可能性もあるが)。好きな映画。


2011-03-27 花粉大乱舞

_ [マンガ・アニメ] 今月観た映画……の補稿

先日書いた映画鑑賞日記で書き足りなかったこととか、ちょっとだけ。

まず「ラースと、その彼女」がどんだけ野村のツボにハマったのかを書き足しておきたい。この映画ではラースは人との「接触」が苦手だったり、殊あるごとに(善意とはいえ)生活に干渉してくる兄嫁が苦手だったりしている。これだよ、これ!まさに野村は自分自身を観ているようで猛烈にラースに共感できた(その後のラブドール買ってくるところは全く共感できないが)。ラースは人間嫌いではない、ただ一般の人が考えるスキンシップが苦手なんだ。これをフィクションだと思わないで欲しい。冒頭の、兄嫁が朝食にしつこく誘うシーンとか「オレがラースなら絶対行かねぇ!」って思ったもんね。

で、そんな引きこもり体質の暴露話は置いておいて。

今年のアカデミーの長編アニメ部門で「トイストーリー3」と争っていた「イリュージョニスト」が封切りされたので観てきた。台詞が少なく、また引きの絵が多くて登場人物の顔や表情などが大写しになることがない、いってしまえば典型的な日本のアニメの逆を行く演出。それでいて登場人物の心理は明らかに読み取れるし、背景の町並みや部屋の様子が細かく描かれていて、止め絵でも美しい、動いても更に美しい。そして手書き風にみせているが3DCGの技術などが随所で使用されているなど、技術力も際立っている。これはアニメファンなら観るべき。


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