この日記はHugoで生成している。Hugoの書式はMarkdownなので、テキストエディタでも書くことはできるがリッチエディタっぽいツールを使うとさらに便利になる。そこでObsidianだ。Obsidianはオープンソースのメモアプリで、拡張性が魅力だが、まずは基本機能の「デイリーノート」をそのまんまHugoのフォーマットに合わせて使うこととする。 Obsidianは「保管庫」と呼ばれるフォルダを指定してその中にある .md ファイルのひとつひとつをメモとして扱う。フォルダやファイルの構成をHugoのcontentディレクトリのままにできるので、そのまま読み書きできる。 例えば以下のようなテンプレートをデイリーノートのテンプレートとして指定すると、いきなりHugoのドラフトページを書き始められる。
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title: titleを入れる
date: {{date:YYYY-MM-DD}}T{{time:HH:mm:ss}}+09:00
url: {{date:YYYY/MM/DD/}}
tags:
- PC
draft: true
---
本文を入れる
書き終わったらGitにあげる
拡張機能「git」を導入する。これで、書いた日記をGitHubにpushできるはずだ。
Obsidianは保管庫に指定したフォルダに隠しフォルダを作って諸々の設定を保存している。なので、.gitignore
でそのディレクトリを除外しておくことにする。
.obsidian
Git Source Panelを表示すると、この日記ファイルがまだstageされていないことがわかる。ここから諸々の操作が可能なようだ。デフォルトのコミットメッセージは vault backup: {{date}}
となっている。ここにも変数使えるのね。
さらにAIを導入してみる
いまナウで最先端なAIというやつを入れてみる。 近頃はコードを書くときにはGitHub Copilotをメインで使っているが、日記はコードじゃないので使わない。ちょっとしたコードを書いたり雑多な質問にはChat GPTを使っているがこれはWebベースで使っているし自分は課金していないのでAPIとして組み込むには向かない。ここでは拡張機能「copilot」を使ってGoogle Gemini APIの無料枠を導入してみることにする。 AIには日記の誤字・脱字を直してもらったり、読みやすいように校正してもらいたい。だが、日記のような砕けた文章を校正してくれるだろうか。「自分っぽい書き方」をしているところとの相性が気になる。
よーし、校正をお願いしてみるか。chatウインドウから
この記事の校正をお願いします。誤字や脱字、読みづらいところなどがあれば指摘してください
……、お願いします。
校正をご希望の記事が提供されていません。
……、はい。開いているページを「{activeNote}」と書いて指定しないといかんのね。
{activeNote}の校正をお願いします。誤字や脱字、読みづらいところなどがあれば指摘してください
……、おお。割と平たい文章になるように言い回しを提案してくれるじゃないか。ただ、なんというか、いわゆる「いかがでしたかブログ」っぽい文章にどんどん直されていく印象もあり。この校正そのまんまは受け入れ難いなぁ。
- 「いまナウで最先端なAIというやつを入れてみる。」→ 「最新のAIを導入してみます。」
これとか受け入れ難い。ナウで最先端なほうが良くないですか?ダメですか?そうですか。
というわけで、今日の日記はここまで書いたObsidianの使い方を実験するための日記でした。最後に今日の日記を要約してください、AIさん。
この日記は、Hugoで生成している日記サイトの作成に、Obsidianというメモアプリを活用する試みについて書かれています。Obsidianのデイリーノート機能をHugoのフォーマットに合わせて使用し、日記を書き終わった後はObsidianの拡張機能「git」を使ってGitHubにpushする方法を試しています。さらに、Google Gemini APIを導入してAIによる校正を試していますが、AIによる校正は文章を平坦にし、「いかがでしたかブログ」のような印象を与えるため、全面的には受け入れられないと感じています。全体として、Obsidianの様々な機能を活用して日記サイトを構築する実験的な内容となっています。
あ、あなたの文体を否定的に書いた部分をそのまま要約に採用しましたね……。最後にちくりと人間側を腐しておきたいと……。