新居にまつわるいくつかの問題

家が変われば生活も変わる。変わらざるを得ないものと、変わることが心地よいこと、また、その反対。得てして人間は、手に入れる前には良い部分ばかりが目に付き、手に入れた後には気に入らない部分ばかりが目に付く。恋愛もそうなのだ、と誰かが云っていた。

さて、我が家についての気に入らない部分といえば、まず郵便受けである。引っ越して早々に宅配便の不在届が郵便受けに入っていた。野村は「DOS/Vマガジン」を定期購読しているのだが、荷物の差出人はその出版社からだった。しばらく心当たりがないために悩んだが、やがて郵便受けに雑誌が入りきらないために不在届が入れられていたのだ、と気づいた。新居の郵便受けは、扉についているタイプのものしかなく、試しに雑誌を突っ込んでみたが途中でつかえてしまう。これは問題だ。定期購読の利便性が損なわれてしまう。週末、新たな郵便受けを買い求めに行くことにする。

第2の問題として、ここが平屋であるということが挙げられる。郵便受けが無いのも平屋だからだ。そして、これは半ば予想通りなのだが1階は非常に冷える。しかも今までより部屋が広いので、エアコンでは温まりづらい。これはなんとか生活スタイルを変えていかないと、ちょっと苦しい。

そして、今のところもっとも実害の無いお茶目な問題は、ある朝起きたら、庭にネコのうんにょがちょびっところっとしていたことだ。丁寧に、軽く土までかけられてあった。ネコの為に水洗式にしてあげるべきか、それともネコにおトイレの移転を迫るべきか。