12月の新刊ラッシュ

年末らしくマンガがたくさん発売される。

まず、引越しのドタバタに紛れて既に購入済みのマンガから。3日に七月鏡一&藤原芳秀「闇のイージス(18)」とゆうきまさみ「鉄腕バーディー(7)」。イージスはストーリーを追い過ぎているような気がしてならない、もっとオムニバスっぽい最初の頃の方が好きだったなぁ。バーディーは安定したテンポ。最近の流行から考えるとテンポの遅いマンガなのだろうが、ゆうきまさみファンにとってはこれくらいのテンポが丁度良い。

そして4日に樹なつみ「OZ 完全収録版(2)」。番外編が入っているのでお得感がある。完全収録に当たって書き直されているのは背景やトーンワークで人物には敢えて手を加えていないそうなので、絵柄が大分古臭く感じる。いや、実際古いし、この作品。

ここからは購入予定のもの。17日、森川ジョージ「はじめの一歩(71)」。さくっと次の試合にいってほしいなぁ、もう。高橋しん「きみのカケラ(4)」は既刊をこの引越しのドサクサで捨てようと考えていたのだがなんとなく保留した。保留ついでに続きも読もうかな、と。でもなぁ。島本和彦「吼えろペン(13)」はともかくも、映画化される「逆境ナイン」の続編「ゲキトウ」は2巻は出るのだろうか。

18日、DVDブックとして幸村誠「ふたごのプラネテス」なるものが出るらしい。なんだか知らんが、要チェックだ。

20日、吉田秋生「イブの眠り(3)」。「BANANA FISH」「YASHA夜叉」と続いている作品らしい。らしいがYASHAを呼んだことが無いから、全く新しい作品に読めてしまう。

24日、宮藤官九郎&山田玲司「ゼブラーマン(4)」はどうやら原作を無視して山田玲司が暴走していて面白い。山本英夫「ホムンクルス(4)」はこの人らしくなく怖さがちょっと少ないかなぁ。そういえば、山田玲司は昔、同時期にヤングサンデーで連載していた山本英夫と山田芳裕(「デカスロン」「度胸星」など)を「オレより才能のあるヤツが周りにいて」と云っていた。星里もちる「ルナハイツ(4)」は、まぁ惰性で。

27日、山田玲司「絶望に効くクスリ(3)」はちょっとペースが速すぎじゃないのか?色んな人のインタビューが読めて面白いマンガなのだが、思想としては偏っているというか、完全に「山田バイアス」が掛かった状態で描かれているので、そういうのが苦手な人にはオススメできない。完全なサヨだからねぇ、この人は。

以上。今月、多すぎ。