「電車男」のマンガ化って

電車男がなぜヒットしているのか理解に苦しむところも多いが、2ちゃんねる発の感動系話の中でも面白いほうであるのは間違いない。

が、流行っているからといってなぜマンガ化する必要があるのだろうか。しかも4誌もやるというのが分からない。ヤングサンデーに至っては「人気恋愛漫画家、原秀則さんを起用する」(読売新聞社)らしい。

原秀則といえば「部屋においでよ」「いつでも夢を」という最悪の結果となる恋愛物で有名、……なんちゃって、やっぱり「冬物語」のほうが有名かな(それにしたってドロドロの恋愛)。原秀則くらいのビックネームなら仕事を選ぶべきだ。それとも、何か秘策があるのだろうか。

カウボーイ・ビバップのBOXセット

自分自身へのクリスマスプレゼント、……ではないが代休を取って休んでいた24日に会社にamazonから段ボール箱がど届けられていたようだ。中身は「カウボーイビバップ 5.1ch DVD BOX」であることは分かっていた。

カウボーイビバップ 5.1ch DVD BOX

早速持ち帰り、開けてみる。うわ、なぜケーキの箱のようなデザインなんだ、ひょっとして発売時期まで含めたジョークなのか?

で、フタを開けて更に驚く。フィルムリールケースだ。イカすじゃないか、この野郎、と思い持ち上げると違うデザインの2枚目(知識不足につき元ネタ不明)。

まさか、と思い持ち上げると3枚目はCDケース。マスターCD-Rにマジックで書いたようなキャプチャーリスト(菅野よう子と書いてあるので本人の文字なのだろうか)、そしてこのケースだけがキャラメル包装(剥くためのテープ状の帯がついているやつ)。この辺でカウボーイビバップらしい悪ふざけ具合がいい感じでツボにはまってくる。

4枚目はなんと5インチか8インチ時代のフロッピーディスクのケースのパロディ。多分8インチ時代のケースだと思うのだが、5インチって皆まとめ買い(といっても10枚単位が精一杯)していたから、こんな箱だったのかどうか覚えていない。裏に書かれた性能アピールのコピーがまた泣ける。

5枚目は、お得意のLPジャケットタイプ。表に使われているイラストはフェイで、ここだけオタク心に嬉しいプレゼントとなっている(逆にいえば、他は全て萌え要素ナシ)。

6枚目はPS2のパッケージのパロディ。レタリングもパクっているのだが、なにより無理やりな将棋ゲーム風イラストが面白すぎる。しかも裏面を見ると中国語らしき文面で日本語が一つも無く、怪しさ満点。残念なことにこのケースだけは使い勝手が良さそうだった。

最後の7枚目は、βのパロディ。「SONY」ではなく「COBY」と書いてあるこの無理やり感もたまらないが、引き出してみるとビデオテープのパロディにまでなっているのがまたキツい。

なるほど、こんだけ詰め込むためにケーキの箱のような外装なのか、とふと外箱を持ち上げてみると、「お早めにお買い求めください」のシール。完敗です。

というわけで、DVDを再生する前からお腹いっぱいになるDVD BOX。これで、さらに音声が5.1chにリニューアルされているわけだから、ファン冥利に尽きるというものだ。唯一の欠点は、保存である。どうすりゃいいんだ、これ。