Office氏、裁判で有罪に

野村がバタバタしている間に世間では、注目のOffice氏による不正アクセス事件裁判の判決が出ていた。有罪であった。セキュリティの不備をつくだけで違法といえるのか、を問われた裁判……だと思ったら判決内容によるともうちょっと深い点があったようにみえる。判決の文章を解説しているサイトをいくつか渡り歩いてみたところ、今回の判決では主に2つのポイントがある、と思った。

一つは、「隠そうとしているファイルはみようとしたらだめ」ということだ。立入禁止と書いてあったかどうかではなく、道義的にみちゃだめなものを見に行ってはいけない、といっている。うーん、そうなの?と疑問をもったが、判決では「公開すると大変なことになると知っていた、つまり、みちゃだめなものだとわかっていた」と続けている。このファイルなんだろう?と興味本位で覗いたわけではなく、ここにみちゃだめなファイルがあるはずだーと探しに行ったということ。みちゃだめなファイルまでみえてしまうというセキュリティーホールを見つけることと、みちゃいけないファイルを見ることは別なのだ。

もう一つは、これは裁判中あちこちでいわれていたことでもあるが「事前通告もなく公に発表した」ということ。それも、通知の義務云々というよりも「そんなことをして、社会の利益になるの?」という点を突付いていた。単に問題点を煽動しただけ、つまり大人気ない煽りはダメというわけだ。これは多くのOffice氏擁護派が問題視していた「セキュリティーホールを見つけたら罪になるのかよ」に対しての回答であるように受け取れる。セキュリティーホールを見つけたことは問題じゃない、良識ある行動をとって指摘していればこんなことにはならなかった、ということだ。

納得が行く結果だと思う。世間一般の人間の考えうる良識に照らし合わせて判決を下したように思える。不正アクセス禁止法のみならず様々な法律によって今後はもっと明確に有罪・無罪を切り分けられるようになっていくのだろうが、人としてどうか、ということがコンピュータやインターネットの中でも行動原理なのだろう。

YMOからのメッセージ

なにやら細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一からのメッセージがWeb上にあると知り、このメッセージが指している「意図しない商品」ってなんだろうと思っていたら、最近過去のライブ音源をまとめたBOXが出たらしく、それのことを指しているようだ。

上記のサイトでは作り手の気持ちを、周囲の人々に配慮しつつギリギリの表現で訴えているような印象を受けた。あまり明るい話題ではないのだが、この人たちの音楽のファンであることをちょっとだけ誇りに思えるような、そんな印象だ。

猛烈に忙しかった

24〜25日の夜は1.5時間しか眠れなかった。25〜26日の夜は3時間しか眠れなかった。リニューアル直後でサーバー負荷が増大し、有人監視し続けなくてはならなかったからだ。26〜27日の夜も4時間ほどしか寝ていない。

負荷は現在は以前のペースまで戻ったようで、一安心だ。だが、すぐまた別の作業が控えており今日も出社。半分は待機が目的なので、会社で寝ることにする。

家で作った料理が食べたい。あぁ。