INTEROPに行ってきた

木曜日の話になるが、INTEROPというネットワーク機器の展示会みたいなものに行ってきた。会場は幕張メッセ、ネットワーク系では日本最大のショーなのでかなり賑やかだった。

だが、野村の専門はネットワーク機器では無い。人から「行ったほうがよい」と云われたので行ったのだが、正直戸惑ってしまった。途方に暮れ、負けた気分になって早々に帰ってきた。

会場で、そんな戸惑いに追い討ちを掛けるように、非常に憤慨したことがあった。どのブースでもやたらとチラシやらパンフレットやらアンケートやらを配るし押し付けてくる。紙資源の無駄遣いだ。しかも、訪れた観客の方にもやたらとチラシを集める人がいた。端から順に取っていくわ取っていくわ。どうしてそんなにチラシがいるのか、このペーパーレスの世の中にあって、そのチラシを本当に全部読むのか、何処に保管するのかと聞きたくなった。

どんなに興味が湧くブースやプレゼンテーションを見つけたとしても、ワラワラとアンケート用紙を手にしたコンパニオンさん(しかも何故か女性だらけ)がやってきて、「このプレゼンテーションが終わりましたら抽選会をやりますので是非ご参加ください」とか云われる。ちらっと観たいだけだし、もう興味も薄れたし、自分は場違いだと思ったし、貴方の笑顔は営業過ぎて嫌いだし、もう構わないでください、ほっといてください、僕は空気のようになりたいのです、もう帰ります、ごめんなさい。

……あんなにたくさんビジネスマンが会場に訪れていたが、こんなところにいつまでもいて仕事しなくていいんだろうか、と思った。