イギリスGPでイギリスのチームが

イギリスGPの優勝はモントーヤ。3位にライコネンが入ってイギリスの名門マクラーレンにとっては万々歳といったところか。また、5位にはチームも本人も母国GPとなったBARホンダのバトンが入った。マクラーレンも強かったが、2位にアロンソ、4位にフィジケラを食い込ませてきたルノーも相変わらず強い。特にアロンソはモントーヤと僅差まで詰め寄ってきていた。

ところで、琢磨だが。……どうしてこう、ツイてないかな。

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館に行ってきた。土曜日が雨だったので、屋上庭園に上れるのか心配だったが(天候が悪いと上れないらしい)日曜日には晴れてくれて良かった。ちゃんと、守り神(「天空の城ラピュタ」でラピュタの空中庭園を守っているロボット兵)に会えた。

美術館内は写真禁止ということだったのでデジカメを持っていかなかったが、なんと屋上庭園は美術館外なので写真OKだったようだ。ここぞとばかりにみんなが写真を撮っていたせいで、野村はロボット兵に近づくこともできずじまい。流石に、子供がこぞってロボット兵の股間に立ってピースしている無法状態の中を、ずかずか割り込んでいく勇気はない。少し距離を置いて、今はもう動かなくなってしまった(もちろん、最初から作り物なので動かない)ロボット兵を見上げた。

カメラの無い人はケータイを取り出して写真を撮っている。みんな、撮っている。美術館の入り口に書いてあった言葉を忘れてしまったのだろうのか。

ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。 そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。

野村の心の映画ランキングNo.1「天空の城ラピュタ」を汚さないでくれ、お願いだ。

……と思ったら屋上庭園の奥に、ラピュタ文字が刻まれた黒い石(操作パネル)があった。みんなロボット兵に気を取られているようで、周りには誰もいない。野村は飛びつき、「読めない、読めないぞぉ!」と言いながらラピュタ文字を撫でた。ムスカのメモ帳が欲しい、と思った。館内で売っているなら買いたいと思った。あと、飛行石も(飛行石ペンダントは2万円くらいで実際に売られている)。

しばし石と戯れ、ダメな子供を観るような哀れみの視線をくれている彼女サマとロボット兵の方に戻ってみると、人だかりが一層膨らんでいた。まるでゴミのようだ。