ホテルものの映画2つ

今年に入ってから観た映画は「THE 有頂天ホテル」と「ホテル・ルワンダ」。どちらもタイトルに「ホテル」が入っているからいっぺんに感想を書くことにする。

まず、「THE 有頂天ホテル」。登場人物多すぎで予想通りストーリーが散ってしまっている部分もあるが、それも含めて三谷幸喜らしいコメディに仕上がっていて良かった。こういう緻密なものを作れる才能がすごいなぁと思う。

クレジットされていた人の半分はちょい役扱いなので、役所広司が目当ての方以外はガッカリするかもしれない(役所広司が目当ての人っているんだろうか)。

で、「ホテル・ルワンダ」。日本公開前のあのゴタゴタはなんだったのか、と。よい映画じゃないか。

戦争ものなのでドンパチやら惨殺シーンもあるわけだが、主人公がそういうものに首を突っ込まないタイプの人なので、その辺は比較的抑え目に描かれている。なので、とても観やすい映画に仕上がっている。

ただ残念なのは、もっとヒューマンドラマに寄せてもいいと思うんだが坦々と話が進んじゃうところと、唐突な場面転換がややあったこと。上演時間の関係からカットされたシーンがあるんだろうが、うーん。例えばジャン・レノは好きな俳優だが、この役ならあえて「顔」は要らなかったんじゃないか?とか。

そんなところに引っかかりはしたものの、事実を描こうとした監督テリー・ジョージの真摯さが伝わってきて非常に好感が持てる映画だった。そして、なにより、泣ける。高校生くらいの年齢の人たちにはぜひ観せた方がいい映画。

話題の「堀江メール」について一言

話題の「堀江メール」について一言。

つーか、あれ、メールじゃなくてプリントだし。