シネカノンって配給会社はただもんじゃないな。今週、「フラガール」と「麦の穂を揺らす風」を観たがどちらもシネカノンだったと映画が始まってから知った。
「フラガール」はベタなストーリーだけど意外に面白かった。蒼井優が可愛ければそれでいい、ってなつもりで観始めたら、本当に可愛いんだな、これが。やけに方言が似合っているし。
「麦の穂を揺らす風」はアイルランドものだということで、覚悟を決めて観に行った。やはり辛い話だった。世界中に理不尽な争い事はいっぱいあるが、その中でもイギリスとアイルランドの戦争の理不尽さは、やるせなさで胸がいっぱいになる。カンヌのパルムドールとはいえ地味で暗い話なので、多分DVDとかになってもそんなに売れない作品なんだろうが、こういう作品を大事にしていきたいなぁ。