UbuntuからXubuntuへ

Mobile Pentium3 700Mhz、192MBメモリのノートPC(Compaq Evo N200)。かつての野村のメインPCだったのだが、今はご隠居マシンである。だが、昨今の定年後の老人らしくこのPCもまだまだ働かねばならぬときもある。

例えば、彼女サマがメインで使っていたノートPCを落としてしまって液晶を割ってしまい、その代替機として野村が現在メインで使っているノートPCを出張させなくてはならないときだ。

さて、このご隠居PC、Windows2000の他にUbuntuが入っている。UbuntuはLinuxの中でもグラフィカルなOSを目指して作られているディストリビューションだ。GUIバリバリなのでちょっと設定が特殊なWindowsだと言ってシロートを騙せそうなくらいだ。

だが、その分重い。Windowsと変わらないときがあるくらい重い。Swap使いまくり。

そんな中、Ubuntuを元にGUI部分をGNOMEからXfceに載せ替えて計量化した「Xubuntu」の存在を知った。これは試してみるしかあるまい。

Ubuntuからは、おなじみのSynapticパッケージ・マネージャで「xubuntu-desktop」をインストールするだけ。簡単、簡単。これで再起動後はXubuntuのログインマネージャに変わる。Xubuntuのマークは、Ubuntuのマークにネズミが乗っかっている。なんというか、……あざとい。

ここで問題発生。何度かログインしているうちに、何故か画面上下のパネル(Windowsのタスクバーやスタートボタンに相当)が表示されなくなった。これにはしばらく悩まされた、なんでこんなことになったのか。

結論としては、「/usr/bin/xfce4-panel」が起動していなかったのが原因だった。

  1. 何もないデスクトップを右クリックして「デスクトップ環境設定」を起動
  2. 「振る舞い」から「右クリックでデスクトップメニューを表示する」を選択

これでデスクトップメニューが表示できるようになるので、ターミナルを起動できるようになる。

ターミナルが使えれば、

$ ./xfce4-panel &

でパネルを起動できるし、「設定」→「自動開始アプリケーション」に「/usr/bin/xfce4-panel」を追加すれば次回から自動でパネルが起動できるようになる。

よーし、これでようやく使えるXubuntuになってくれた。

ところで軽くなったのかな。メモリ使用量は減ったような気も、しなくもなく、そうでもなく。