バッテリーの減りが異常すぎて実用に耐えられないと評判のD4。ネットでは「お漏らし」と表現されていたらしいが、非常に的確な表現であった。電源を切りたくても切れないという素敵仕様だったのだが、このほどメーカー側が「やっぱり電源を切ったらなるべく電源を切ることにします」といったニュアンスで回収修理を開始した。
うん、やっぱりこの日記をここまで書いてみて判った。電源を切ったら電源は切って欲しいよな、普通は。
何のとこか判らない方に憶測交じりに解説すると、WILLCOM D4はWILLCOMの電話端末でありながらWindows Vistaを搭載したノートPCでもある。で、ノートPCならばバッテリーの消費は非常に気になるところで、特にこのD4、メーカー公称ですら1.5時間しかバッテリーが持たない貧弱ノートPCなわけで、「節電」のために電源をちょくちょくオフにしたくなるのは当然の帰結でありました。
一方でD4は携帯電話(PHS)でもあり、電話をちょくちょくオフる人はそう滅多にいないわけで。で、両方の要素を持ったD4は、何故か電話としてのアイデンティティを保つために「電源をオフっても回路の一部は起こしておこう」という素敵な結論を導き出したようで。
しかも、その「回路の一部」に何故か無線LANモジュールも含まれていたらしい。電源を切ったPCの無線LANを生かしておく意味がさっぱりわからないのだが、電源を入れるときに何故か無線LANモジュールは(無線を設定で無効にしていても)必ずランプがオンになっていたから、多分事実。
で、今回の修理では電源を切ったら電源を切る仕様に変更することになった、とのこと。
早速修理に出したのだが、結構混み合っていると店員から散々脅された。長ければ4週間かかるとのこと。4週間か。D4が戻って来る頃には、今の会社を退職しているなぁ。