聴きたい音楽

ふとXTCって今どうしているかなと思ってWikipediaをみたら、Colin Mouldingが脱退してAndy Partridgeひとりのバンドになっちゃっていた。うーん、流石にもう新作は無理かなぁ。

で、ふと気がついた。野村の中では、今の時代にXTCがどんな音を出してくれるのかという期待よりも、昔のXTCが新しい楽曲を作ってくれないかなぁという期待のほうが大きくなっていた。進化じゃなくて、派生を求めていたんだ。

「○○の新作が聴きたい」という衝動って、やや建設的じゃないのかも知れない。コムロっぽい曲が聴きたい、アムロっぽい曲が聴きたいという衝動に近い。で、実際にまがい品みたいな曲が流れてくると「これって○○のパクリじゃんか」みたいなウンチク垂れてみたり。全然建設的じゃない。

聴きたい曲は自分で作ったほうが早いかもしれない。実際、10代の頃はそうしていたなぁ。出来上がった曲の完成度は勿論10代のシロートのクオリティだし、それこそ冷静に見れば何かのパクリだったりもしているんだろうけれども、自分の中でメガヒットチューンなのは間違いないからそれで良かったんだ。

外からの刺激というのは、自分にないものであって欲しい。裏切られたり、思いもよらないから面白い。外からきっかけをもらって、後は自分の中でメガヒットチューンに昇華させていきたいんだ。

今聴きたいのはXTCみたいにガツンと来る個性なんだな。