今月観てしまった映画・洋画編

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シルヴァン・ショメ監督「ベルヴィル・ランデブー」。独特の絵柄のアニメ。動きがとても気持ちいいし、テンポも素敵。もうね、オシャレで笑えて可愛くて惚れちゃうぅぅ。野村は「イリュージョニスト」を観た後でこの前作に戻ったのだが、なぜもっと早くにこのアニメに出会わなかったのか、後悔するくらいに素晴らしい。……とはいえ全体的に説明的な表現が少ないストーリー展開なので、あくまで受動的に作品を観るタイプの人にはきついかも。

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ザック・スナイダー監督が何故かCGアニメを撮ったという「ガフールの伝説」。フクロウが「300」やっているよ!それはともかく、ちゃんとキッズアニメになっていて、子供が冒険する物語だし、勧善懲悪だし、ハッピーエンドだし。ただし、絵はスゴいがストーリーでは驚けない、いい意味でも悪い意味でも視聴者を裏切ってくれない。これ作っているウラで「エンジェル・ウォーズ」作っている辺りが、やっぱりどことなく押井守監督を連想してしまうのだが……。現在「スーパーマン」の新シリーズを制作中らしいので、とりあえずそちらに期待。

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「瞳の奥の秘密」。これは良質なサスペンス映画。登場人物の心理描写や全体の雰囲気が、観るものに覚悟というか駆け引きを要求してくる。主人公がおっさんなので絵面として耐えられるか心配だったが(失礼な話だ!)、むしろ哀愁漂うおっさんとおばさんの雰囲気に引きずり込まれていく。おっさん、素敵やん。

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「フローズン」。お金かかっていない感たっぷりのB級パニック映画。伏線はないし、ストーリーは間延びしているというガッカリ映画なのに、なのに怖い!悔しい!ただ単純に怖がりたいときにオススメ。しかもただのビックリ箱なので、一度観たら二度とビックリできない。

あと、劇場で「ハリーポッターと死の秘宝Part2」を3Dで観てきた。3Dで観る必要なかったように感じたが、これについてはもう少し自分の考えをまとめてみるとして、映画そのものは完結編にふさわしい盛り上がる内容。シリーズを何作かでも観ていたら観たほうがいい。単体として考えたら、もちろん中身の薄い映画ということになってしまうだろうが、「ハリーポッターってこういう作品だよー」というパブリックイメージを崩さないように気を遣った完結編なんじゃないかなと思った。もっと作品に思い入れがある人だと違う感想を持ったかも知れないが。