チャリンコで山手線縦断

健康のために自転車で自宅(北千住)から目黒まで行ってきた。簡単に云ってしまえば山手線の上から下に行ってきた。

そして帰ってきた(そりゃそうだ)。自転車が折りたたみなのをいいことに電車で帰りたくなりそうなところだが、輪行袋(自転車を収めるソフトケース、これがないと電車に乗ってはいけない)も無いし、そもそも折りたたみとはいえトランジットスポーツG26はカタログスペックで重量12.5Kgあるので、どんなに辛くとも漕いで帰ってきたほうが楽なのだ。

途中、いくつかトラップがあった。

まずは、外苑東通りの東の端っこ、飯倉交差点。この交差点は結構な尾根の頂点に位置していて、その尾根を南北に横切る形になるので行きも帰りもすごい坂道。夜は走りたくない。特に帰りは体力の限界を感じて、いっそ自転車降りて押そうと思ったくらいだ。だが、押して上がるには歩道も狭いし、車道の交通量も多いし。

この坂は回避したほうがいいのかなぁ。もう一回、自転車NAVITIMEを確認してみよう……。

あ、あれ?

自転車NAVITIMEが示しているのはこの道(桜田通り)じゃない!もう一本東側の道じゃないか!なぜこんな苦労をしてしまったんだ!

うわー。自転車NAVITIMEはS51SEで使用するとGPSの更新がリアルタイムで行われないので、出発前に道順を決めるために使ったきり、走行中は見ていなかったのだ。もっとマメに確認していれば良かったんだ……。

高低差で苦労したのはこの他には目黒の権之助坂だ。帰りの行程では結構な距離の上りになることが分かっていたので覚悟はしていたが、やはり一息では上がれなかった。そんなに若くありません。

後は国道1号線を軽快に走っているつもりでいたら、いつの間にか第一京浜と呼ばれる別の道(国道15号線)に入っていたという罠にもやられた。

国道1号線のくせに途中で曲がっていやがるとは何事ぞ。普通、広くてまっすぐな道路は信用するだろう?こちとら、そういう風にして30年以上生きてきたんだよ。それとも、国道1号線が曲がっているのは、ラーメン二郎 三田本店に寄りやすくするためなのか?

行きの道中でそのラーメン二郎を発見し、その後白金へと進んでいくのだが、その頃の野村の脳内はラーメンとシロガネーゼで大喜利を延々繰り広げていた。今、この日記を書くために大喜利の内容を思い出そうとしているが、ひとつも思い出せない。まぁそういうことだ。