PHSがブルブル震えている。どうやらサーバーから何らかのエラーを通知するメールが送信されてきたようだ。時に4:10。うーん。今日は絶対に祟られている。
もう一本ビールを飲むべきなのか。いや、その前に一本メールを書いておくべきだし。とか思いながら日記に一本エピソードを加えてみたり。
こうなったら、7:58までに絶対に起きて、「めざましテレビ」の今日の占いカウントダウンハイパーで、おひつじ座の運勢を見るしかあるまい。そして、今日の野村より不幸な星の元に生まれた人を探すしか。
断水
で、近くまでタクシー帰ってきて、コンビニに寄ってから家路に着いたらびっくり、道路にがっつり穴を開けて水道工事をやっているではないか。
案内のチラシを読んだのにすっかり忘れていたのだ。更に間抜けなことに、コンビニで買った夕飯はペヤングソース焼きそば。さぁ、どうする。
やかんの中を覗く。わずかに水がある。冷蔵庫を開ける。冷凍庫に氷があることに気づく。全て投入するも、援軍とはいえない。が、これが我が家の水、オールスターキャストでございます。
こんなときに限って、よりにもよって超大盛りを買ってきたのが痛々しい。が、ここはひとつ、勢いを大事に、早速火に掛ける。
程なくして生成されたなけなしのお湯を、超大盛りに注ぐ。麺が半分まで浸かる。麺は半身浴か。野村は風呂に入らずに寝なくてはならないというのに。いい身分だ。
ところで、水以外の飲料水は何故か充実している。お茶、ビール、ワイン。色がついた水は充実しているが、これを飲むと次はお手洗いの心配をせねばならなくなる。
断水はいつまでだ。5時までか。あと3時間もある。いや、3時間しかないとも云える。そんなこんなで、3分は経ったようだ。ちょっと揺すってみる。カップ焼きそばの哀しいところは、これからこのなけなしのお湯を捨てなければならないことだ。辛い、辛いが仕方ない、そういう運命なのだと約束されていたのだから。潔く、お湯を捨て、ふたを開ける。どうやら、やわらかい麺と堅い麺、ふたつの味が楽しめそうだ。
数ある着色済み飲料水の中から、エビスビールを選ぶ。そうだ、今日はそういう日なのだ、そうだとしたら、後は楽しむしかないのだ。
1年以上前のバグが発見される
激しく落ち込む。1年以上前のバグが発見されたからだ。レアケースのための処理を仕込んであったのだが、いざ発動したら見事にコケたという、なんとも言い逃れの出来ない状態である。
もちろん、即修正した。なんてことはない処理で、ミスもなんてことはないものだ。なのに発見できなかった。それは、何故なのだろう。そうだ、テストに問題があったからだ。
テストは重要だ。コンピュータに詳しくない方も暇な折にでも本屋のプログラム解説書のコーナーで「開発手法」とか「SEのための」みたいな本をペラペラとめくってみていただければすぐに分かるだろう。その手の本は、プログラム=テストといっても過言ではないくらいに、ひたすらテストについて記載してあるものだ。ちょっと動くプログラムは誰にでも書ける、バグが出ないでずっと動き続けるプログラムを書くためにみんな苦労しているのだ。
納期が迫って開発のスケジュールが押したとしても、絶対にテストを「考え」「実行する」時間は確保しなくてはならない。特に重要なのは「テストを考える」ことだ。納期が迫った非常によろしくない雰囲気のプロジェクトは、往々にして「考える」時間を削る。考えられていないテストでは、それでもやらないよりはやったほうがいいのだが、いざという時に全く役に立たないダメなプログラムしか評価できない。
なんて戯言を書いていると、あぁ、もう1時か。とっくにタクシーしか手段がないのだが、とっとと帰ることにしよう。