最近借りてみた邦画

立て込んでいたのにかこつけて日記を書かないでいたら、一ヶ月以上間が開いてしまうだなんて!

ちょっといくらなんでも酷すぎる。というわけでとりあえずこの二ヶ月近くで借りたDVDの中から邦画2編の感想を記そう。

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妻夫木聡、深津絵里主演の「悪人」。監督は「フラガール」の李相日ということで、後から考えてみると確かに人物の息苦しさ、暮らしの辛さみたいな描写が好きな監督さんなんだな、と思えた。物語自体にはちょっと驚きも共感もできなかったが(特に物語の後半はサスペンスでもなんでもないので)、役者陣は素晴らしいと思った。それ故に、もっとストーリーでも魅せて欲しかったなぁ。相変わらず原作未見。

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園子温監督作品を観てみたいと思い、最近ご贔屓の満島ひかりが出ているという理由で「愛のむきだし」に挑戦。237分……、さすがにあっという間とは言わないが、これでいい!大満足!これが愛、これがボーイ・ミーツ・ガールですよ!「この物語は実話を元に……」云々という前口上なんかぶっ飛んでしまう虚構さ加減と、盗撮シーンのくだらなさ、それでいて心に迫る主人公の感情。とにかく疲れる映画で嫌いな人も多そうだが、野村はもう一回観たいと思ってしまった。

同じく園子温監督の「冷たい熱帯魚」も観たが、個人的には無軌道な明るさを感じる「愛のむきだし」の方が好きだった。「冷たい熱帯魚」は世界が閉じていくような話の展開だったので、先に観るなら「愛のむきだし」の方が断然おすすめ。