毎日が日曜日状態なのに、日記の更新頻度が低いままだ。どう考えても、Twitterのせいだな。というわけでなんてことはない日常をたまには更新しておく(システムが正常動作しているか確認する作業に近い)。
さて本題。今回は役所のお話。
特定の人物に対して恨みがあるわけではない、ただこれまでの体験から感情がどうしても「公務員をみると敵と思え」状態になってしまうのだからしょうがない。
そんな野村が会社員を辞めたので諸々の手続きをしに役所や窓口へと赴くわけだが、さすがにこの年ともなると人間が寛容になるのか、あるいは色んなところの感覚が鈍ってくるのか、今回はそれほど嫌な気分にはされられなかった。というかむしろ、最近の役所はどこも「役人はこれだからいかん!」的な市民の苦情に辟易したのか、むしろ過剰な面も見受けられるくらいサービスがいい。
どの窓口の前にも必ず案内の人が立っている。よろず相談係だ。役所ビギナー向けのチュートリアル・キャラ、ゲームでいうところの城の門番だ。この人に聞けばなんでも教えてくれる。
本来なら看板などの各種サインと付帯する文章によってカバーできているほうが効率的だが、非常に多岐に渡る手続き、複雑な用語をインフォグラフィックのみでカバーすることはムリだ、それくらいなら、担当を一人あてがうほうが「コスト安」になる、ということなのだろう。
人間がやったほうが早い作業は人間がやる。100万回に1回発生するイレギュラー処理のためにルーチンを組むよりも、100万回に1回の事象は人間に通知して処理を任せたほうが早いしバグも出づらい。
とはいえ、野村が行った事務手続きはどれも「まれによくある」ものなので、ご担当の方も皆さん慣れていらっしゃる。「ああ、あれね」的な反応、そしてスマイル、流暢な動き。こ、これがかつてあれほどバカにされてきた「お役所仕事」なのか。新成人に伝えてあげたい、「昔の役所っつったら、そりゃあもう酷かった」と。
さらに驚いたのは、国民年金の手続きの際の窓口での説明だ。担当の方がオフレコ的な大人ニュアンスで説明してくださったが、いやむしろ書いちゃうよ、市民として。国民年金は市区町村から国(年金機構)に管理権限が移行したのだが、市区町村が手続きを代行してくれる。つまり国(年金機構)のやることに対して市区町村の窓口担当の方が矢面に立たされる。その体制の中でよほど辛い目にあったのか、「本来は年金機構に相談してもらいたいところだが、困ったことがあったら最初は区の窓口に相談してみたほうが良いと思います」と。つまり、年金機構の対応が「役所仕事すぎて」悪いので、その苦情が市区町村にまで及んでいるのだろうと容易に想像できた。これに関しては、もう、ご愁傷様としか云いようがない。