2013

2013-04-19 フィルムカメラ再開

こうみえても昔はカメラ小僧だった。ただ、昔というのが15年近く昔で、その頃のデジカメはまだ「メガピクセル」というのがセンセーショナルな響きというレベルだったもんだから、当然カメラというのはフィルムカメラのことだった。

持っていたカメラは父のお古のCanon A-1という機種で、マニュアルフォーカス(MF)だった。既にオートフォーカス(AF)機が主流だった(Canon EOS Kissがデビューした頃で、EOS 5の視線入力AFとか憧れたもんだ)が、本体も高いしレンズのマウントも違うため(A-1はFDマウントで、EOSはEFマウント)、父や知人からもらったレンズが勿体なかったのでずっとA-1を使っていた。また、その当時は現像は自分ではできなかったので、本当に撮るだけ。ひたすら撮るだけだった。

その後A-1は、内側のモルトがボロボロになったためレンズ等一式もろとも父の元へと帰し、時代の流れだ仕方が無い、ということで葬ってもらった。そんなに対した機種では無いが、諸々思い出深い機種であった。

そして現在、どうしてもデジタル一眼レフが触れない自分がいた。

AFが分からない。現在のデジタル一眼レフはいろんなことができるようになっているのに、一番やりたいことが上手くできない。

野村にとっては写真を撮るという行為の中で「ピントを自分で合わせる」ということがどれだけ重要なウェイトを占めていたのかを痛感した。

で。買っちゃったのだ。

現在でも新品が手に入る35mmフィルムカメラ、NikonのFM10。プラスチックのチープなボディから受ける第一印象は、申し訳ないが「高級トイカメラ」だった。ファインダーを覗くポーズを取るとプラスチックなフィルムカバーに顔の油がくっきりべっとり残るし、巻き戻しノブはへにゃへにゃして頼りない。

それでも、自分でレバーを引くリズムとか、ピントを合わせて画面を作っていく達成感とかは、間違いなくカメラだ。まるで、あぁ助かったこれで息ができる、と海面に顔を上げて一息つくような感覚だった。いや本当に、大げさじゃ無く。デジカメ触っているときの借りてきた猫な居心地の悪さと比べたら、本当に安心できる。

時代に取り残されているのは分かっているのだ。カメラの腕前は自慢できるようなものじゃ無い(自慢できるようなものなら止めていない)し、現像もスキャニングも前途多難だ。でもさ、しょうがないじゃんか。

で、もののついでなので生まれて初めて「現像」にも挑戦してみた。……のだが、上記の写真をみていただければお分かりのようにひどい有様であった。この話はまたいずれ。

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2013-04-15 短気に関するメモ書き

ここ最近は「なんでそんなことで怒っているの?」と云われると逆に「なぜこんなことで『怒っている』とアナタは感じとったの?」と考えるようになってしまった。

そもそも他人の感情を怒っているか否かの非常に目盛りの少ない尺度で測ろうとするのは、非常に心が狭い、想像力の貧しいことなんじゃ無かろうか。

人のことを「怒りっぽい」と評する人は、「怒る」ということに関して尺度が狭い、怒りっぽい人なんじゃ無かろうか。そういう人に何か云うと「なんでそんなことで怒るんだよ!」と怒られるのだが。

……という風に考えてしまうのだが、それは野村がひねくれているからだろうか。

ところで、4月はなるべく日記を書こう月間なので、ネタが思いつかないときはかねてより溜め込んでいたネタを書きます。例えば今日がそれに該当します。

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2013-04-11 チャリンコで山手線縦断

健康のために自転車で自宅(北千住)から目黒まで行ってきた。簡単に云ってしまえば山手線の上から下に行ってきた。

そして帰ってきた(そりゃそうだ)。自転車が折りたたみなのをいいことに電車で帰りたくなりそうなところだが、輪行袋(自転車を収めるソフトケース、これがないと電車に乗ってはいけない)も無いし、そもそも折りたたみとはいえトランジットスポーツG26はカタログスペックで重量12.5Kgあるので、どんなに辛くとも漕いで帰ってきたほうが楽なのだ。

途中、いくつかトラップがあった。

まずは、外苑東通りの東の端っこ、飯倉交差点。この交差点は結構な尾根の頂点に位置していて、その尾根を南北に横切る形になるので行きも帰りもすごい坂道。夜は走りたくない。特に帰りは体力の限界を感じて、いっそ自転車降りて押そうと思ったくらいだ。だが、押して上がるには歩道も狭いし、車道の交通量も多いし。

この坂は回避したほうがいいのかなぁ。もう一回、自転車NAVITIMEを確認してみよう……。

あ、あれ?

自転車NAVITIMEが示しているのはこの道(桜田通り)じゃない!もう一本東側の道じゃないか!なぜこんな苦労をしてしまったんだ!

うわー。自転車NAVITIMEはS51SEで使用するとGPSの更新がリアルタイムで行われないので、出発前に道順を決めるために使ったきり、走行中は見ていなかったのだ。もっとマメに確認していれば良かったんだ……。

高低差で苦労したのはこの他には目黒の権之助坂だ。帰りの行程では結構な距離の上りになることが分かっていたので覚悟はしていたが、やはり一息では上がれなかった。そんなに若くありません。

後は国道1号線を軽快に走っているつもりでいたら、いつの間にか第一京浜と呼ばれる別の道(国道15号線)に入っていたという罠にもやられた。

国道1号線のくせに途中で曲がっていやがるとは何事ぞ。普通、広くてまっすぐな道路は信用するだろう?こちとら、そういう風にして30年以上生きてきたんだよ。それとも、国道1号線が曲がっているのは、ラーメン二郎 三田本店に寄りやすくするためなのか?

行きの道中でそのラーメン二郎を発見し、その後白金へと進んでいくのだが、その頃の野村の脳内はラーメンとシロガネーゼで大喜利を延々繰り広げていた。今、この日記を書くために大喜利の内容を思い出そうとしているが、ひとつも思い出せない。まぁそういうことだ。

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2013-04-10 すべてが花粉のせいで

昨日まで20℃前後のとても暖かい日が続いた。続いたのだが、花粉が飛んでいるせいであまり遠出ができない。

この時期、非常に過ごしやすい時期のはずなのに。ああ、それなのにそれなのに!

花粉症になると春が嫌いになる。

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2013-04-08 JavaScriptについての雑感

前回の日記と微妙に繋がっている話なのだが、多分繋がっているように書けていないと思うが。

JavaScriptはWebブラウザを使ったリッチなプレゼンテーションの再生技術としてこそ、その魅力が最大限発揮されると思う。

元々HTMLの補助的な位置づけだったことはWebブラウザ上では大きな利点だ。JSがWebブラウザの外でどれだけ頑張っても、そこにはC++やJavaやいろいろな言語で書かれたアプリたちが既にいるわけで。それよりもWebブラウザの世界で覇権握っているのだから、Webブラウザという舞台のパフォーマンスを最大限引き出せるようにこれからも進化すべき。そして特異なるインターネット情報閲覧アプリ、Webブラウザの完成形を目指すべき、と思う。

ところで、野村はWebブラウザが好きではない。

特にスマートフォンやタブレットでアプリ操作している途中でWebブラウザやWebビューが立ち上がるときのガッカリさ加減といったら、もぉ。

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