2005

ヨーロッパGRはある意味ライコネン祭り

しょっぱなからウェーバーがかましたりとか、シューマッハが皇帝の見る影もないようなコースアウトをかましたりとか、まぁそれなりに荒れつつも、でもマクラーレン・ライコネンが気持ちよさそうに先頭を走っていた、ヨーロッパGP。

ところが終盤、2位のルノー・アロンソを10秒引き離しておきながらも、右フロントタイヤがジリ貧となりスピードダウン。そしてラスト1周となったところで、サスペンションがボッキリ折れてリタイア(完走扱い)。うわぁ、と思わず声を上げてしまった。アロンソがそのまま優勝したがこちらもタイヤはやはりジリ貧だった筈。やはり追う方と追われる方という差が出たのだろうか。

それにしても、たなぼた的にフェラーリ・バリチェロが3位、皇帝が5位なんだが、まだ反撃ののろしとまではいかないようだ。大丈夫かよ、フェラーリ。

BARホンダは5週振りのエンジンということもあって、無理をしない作戦だったようだ。ノーポイントでレースを終えたが、この結果は甘んじて受けなければなるまい。カナダではぜひポイントを取ってもらいたい。


小田和正の(恐らく最後の)TV番組

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昨年、TBSで放送されていた番組のDVD。出ると嬉しいなと思っていたら、出るんだもん、もちろん買いましたとも。

ゲストとのセッションも聴き応えがあるが、小田和正オンリーのコーナーも泣ける。あまりTVに出たりしない人なのでそれだけでも貴重だ。

DVD4枚組、チビチビと観ていくことにしよう。


止めを刺された「デビルマン」

野村が毎週読んでいるインプレスのコラム「買っとけ!DVD」。毎週、旬のDVDを紹介するコラムで、AV WATCHというサイト主旨に沿って映像がどうの音がどうのという話や、特典映像がどうのという話で1/3を占めるのだが、残りは映像作品としての評価が書かれていて、これが野村好みの評価だったりする。

その「買っとけ!DVD」、今回はなんと「デビルマン」なのだ。あの、問題作がついに……。コラムのタイトルもすばらしい、「第174回:数分に1度『はぁ?』と叫ぶ問題作 これぞ悪魔のDVD!?『デビルマン』」だ。あちこちで語られてきた問題作ではあるが、これが恐らく止めの批評だろう。参考になった、そして一番下の投票で思わず「買いたくなった」に投票してしまった。

F1の予選方式が変更に

FIAは今季から土曜1回、日曜午前1回と行われていた予選を土曜1回のみに変更することにしたそうだ。1回きりのアタックである。うほー。予選でいい順位をたたき出すことで勝ってきたマクラーレン・ライコネンやルノー・アロンソはどうなるのか、また逆に予選が全く冴えないフェラーリ陣営(ブリジストンのせいだとする説もあるようだ)はどうなるのか。今週末も目が離せないぞー。BARホンダも出所してくるし。


モナコGPもライコネン祭りだったのに

マクラーレン・ライコネンが見事なポール・トゥ・ウィン。本来のライコネンが帰ってきたな、と実感した。

で、余りにも強すぎたので国際映像にはあまり映らなくなり、むしろルノー・フィジケラがちんたら走っていた(レース後、トラブルを抱えていたと公表された)せいで、トヨタ・トゥルーリ、マクラーレン・モントーヤ、トヨタ・弟、フェラーリのおっさんと顎が大渋滞を引き起こしていたシーンが映像的には最大の山場だった。痺れを切らしたトゥルーリが、縁石ジャンプなどのマンガ的高等テクニックでフィジケラを隊列から追い出すと、一気に後続のマシンがフィジケラーを置いてけぼりにしていったのには笑った。トゥルーリが追い越した瞬間、トヨタのピットクルーもゲーセンの観客のようにガッツポーズで喜んでいたが、当然トゥルーリはピットストップ。名誉の負傷と名付けてあげよう。

もう一台のルノー・アロンソも2位を走っていたが同様にマシントラブル、ウィリアムズ・ハイドフェルドとウェーバーに次々と抜かれて表彰台を逃すわけだが、そんなバトルを眺めている間にライコネンが優勝していた。いつもそうだ、ライコネンには華がないんだよな。