2012

腕時計型デバイスで妄想が盛り上がる

面白いニュース発見。「iPhoneとAndroidと連係するe-paper腕時計「Pebble」がKickstarterに登場 – ITmedia ニュース」。Kickstarterは個人が個人(法人)に出資することができるサービスで、これは現時点だと$115(約1万円)出してパトロンになればこの時計が生産されたときに買うことができる、と(得られる得点が違う他の価格のプランもある)。この場合はぶっちゃけ単なる先払いだけれども、もしも予定額に達せずご破算になった場合は出資者にも支払い義務が発生しない、という点が良い。

時計……欲しいなぁ。で、今知ったのだが i’m WATCHという似たような製品もあるのですね。こちらは日本語に対応していると書いてある(中身はAndroid OSらしい)。そうか、日本語表示できるかどうかは大きいなぁ。Pebbleはどうだろうか……、期待はしないでおこう。

あとはSony Elicssonが出しているSmartWatch MN2というのが有名だ。だが、こいつは何故か自社製品であるはずのSony Elicson mini S51SEというAndroid端末には公式対応していない。……そう、野村が持っているのはS51SEなのだ。単に動作保証がないだけで動作するぜー!という情報があればNM2を購入したいんだが。

むしろ買ってみちゃってから、やっぱり動かなかったらその話題に一切触れないほうが潔いか。

あたらしい日記の書き方テスト

試しに、自分の脳みその中を整理するのに日記を使ってみることにする。

この日記の入力フォームを立ち上げっぱなしにしておいて、思いついたことをダラダラ書いていって、適当なタイミングで見やすいように校正して公開ボタンを押すのだ。

例えば今何を考えているのかというと、「夕方になるまで半袖Tシャツで過ごしていたことに気がついた、もうすっかり暖かいなぁ」と。こんなことをわざわざ書き留めておきたいのだ。こんなことを!日記だもん!


アカデミー賞に関係ありそうでそうでもない最近観た映画

そういや、このところ観た映画の話を書いていなかった。一気に書くよー。

( Amazonアフィリエイト: https://www.amazon.co.jp/gp/product/B006Y44WJ6/)

ブラッド・ピット主演「マネーボール」がレンタル開始された。時が経つのは早いなぁ。野球に詳しくなくても、スポ根の代名詞のような野球の世界で「根性論」を唱えない経済学の理論を応用して勝ち上がっていく(のか?)という爽快なストーリーには溜飲が下がるものと思う。野球好きな人でも、大リーグの大味すぎる野球に対して異を唱えるようで痛快だとは思わないかい?某番組のアッパレの方とか、さ。敢えて「熱い漢のドラマ」としておすすめ。

マーティン・ スコセッシ監督「ヒューゴの不思議な発明」。masterImageという形式の3Dで鑑賞してきたが、メガネは軽いし画面は明るいし、なんで今までXpanDなんかで観ていたんだろう。「まぁ奥様、聞きまして?あの映画館はXpanDらしいですわよ、クスクス」。「お父さん!恥ずかしいからもうXpanDで観ておいて『3D映画なんか観るもんじゃ無いな』とか、余所で言わないでよ!」。みたいな。

映画の内容はまあまあ面白かったんだが、駅で働く脇役の人たちのエピソードとか、主人公ヒューゴの心象の掘り下げかたとかには違和感を覚えた。一言で言うとメインのお話以外がしょぼい。それでも3Dを含めた映画としての美しさは素晴らしい。今年のアカデミー賞で主要じゃない賞を取っただけのことはある。逆に、映画館で観ないと心に刺さらないかも知れない、これから観る人は過度の期待はしないほうが吉かと思う。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は助演男優賞ノミネートどまりだった。これは9.11、すなわち海の向こうのアメリカ合衆国の問題だから、日本から観たときの印象というのはどうしても弱まっているとは思う。それでも、涙腺が弱い人はタオルを用意すべき。ネタバレするとね、トム・ハンクス演じるお父さんね、9.11で死んじゃうから。あ、ネタバレじゃなくて予備知識だった。

この映画のいいところは、この「失ったものと残されたもの」という物語のテーマからブレないところ。普通のハリウッド理論なら色々盛り込みたくなるところを、(例によって未見だが原作に忠実なのだろうか?)テーマを絞っていて真摯だなぁ、と思った。例えば9.11の再評価とか、そういう政治的な、あるいは正義的な視点がもしも入っていたら大変なことになっていただろう。そういうのはないので、これから先にレンタルでの鑑賞予定の方は安心してタオルの準備を。

阿部寛主演「麒麟の翼」。TVドラマ「新参者」の続編的な作品なので見過ごした方はTV放映時で大丈夫じゃ無いかと。それなりにヒットしたようなのでTVシリーズのファンは映画館に行ったんじゃなかろうか。その意味でもうTV放映時で大丈夫かな、と。ファン的には十分楽しめたが、もっと映画として、映画的な跳躍があればなぁ。


雑文

なぜ一ヶ月も日記が更新されていないのだ!と自分に問い質してみる。少なくとも映画でも観に行ったら日記がかけるじゃないか!

といったTwitterにかけるくらいの短い内容で更新してみるテスト。


最近観た映画の話

映画の鑑賞方法を変えた。

これまでは会社員だったので日常に「通勤」という時間が存在していた。通勤、それ自体は単に移動するためだけに存在する非常に退屈な時間である。その時間を有効に活用するためにiPod touchで映画を観ていた。おかげで結構な数の映画を消化できた一方、一つ一つの映画に対しては非常に態度の悪い鑑賞方法であると自覚もしていた。画面は狭い、集中しづらい、途中で鑑賞を中断しなければならないからストーリーにのめり込めない。

会社員を辞めたため、通勤時間が無くなった。その上、収入も無くなった。そこで毎月定額でDVDが送られてくる宅配DVDレンタルは解約し、なるべく的を絞って映画館で映画を観ることにしよう、と決めた。

決めたはいいが、実は全然映画を観ていない。いくら暇だからといってもほいほいと映画に行くのは気が引けるものなのだ。会社員だったら、折角の休みだから映画観に行くぜ!と盛り上がれるところが、毎日が日曜日だと背徳感が先に立っちゃう。この思考は自分にとっては興味深い発見だった。

というわけで、最近観たのは「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」と「J・エドガー」。どっちも面白かった。

「M:I/GP」はコメディ色が強かった。相変わらずのド派手なアクションシーンとそれほど深くも無いストーリーの組み合わせで、「魅せる」映画としては正しいと思う。ショーレースなどには全く上らない作品だと思うが、みんなでワイワイみたい映画。ちょっと脱線するが、映画館という箱に一工夫して、襟を正さないで観る、という鑑賞方法を編み出せないものか。海外では客が声を上げたりすることはよくあるようだが。

「J・エドガー」はある意味でのラブストーリーだった。野村が観たときは客入りはかなり悪く、しかも隣(といってもかなり遠く)の席のおっさんは途中で寝ちゃう始末。でもね、これはいい映画だったよ。「ソーシャル・ネットワーク」同様、明らかに人に好かれるタイプじゃ無い主人公の半生を虚実をぼやかしながら描いていく軸と、そこにプラスしてプライベートの主人公はそれほど充実していたわけではないのだ(という仮説?)と描く軸が絡み合っていて、やっぱりクリント・イーストウッド監督は巧いなぁと思わせてくれる。んー、でもこれもショーレース的には厳しいかな。期待どおりだったんだけど、期待以上ではなかった。


大嫌いな事務手続きが、なんと!

毎日が日曜日状態なのに、日記の更新頻度が低いままだ。どう考えても、Twitterのせいだな。というわけでなんてことはない日常をたまには更新しておく(システムが正常動作しているか確認する作業に近い)。

さて本題。今回は役所のお話。

特定の人物に対して恨みがあるわけではない、ただこれまでの体験から感情がどうしても「公務員をみると敵と思え」状態になってしまうのだからしょうがない。

そんな野村が会社員を辞めたので諸々の手続きをしに役所や窓口へと赴くわけだが、さすがにこの年ともなると人間が寛容になるのか、あるいは色んなところの感覚が鈍ってくるのか、今回はそれほど嫌な気分にはされられなかった。というかむしろ、最近の役所はどこも「役人はこれだからいかん!」的な市民の苦情に辟易したのか、むしろ過剰な面も見受けられるくらいサービスがいい。

どの窓口の前にも必ず案内の人が立っている。よろず相談係だ。役所ビギナー向けのチュートリアル・キャラ、ゲームでいうところの城の門番だ。この人に聞けばなんでも教えてくれる。

本来なら看板などの各種サインと付帯する文章によってカバーできているほうが効率的だが、非常に多岐に渡る手続き、複雑な用語をインフォグラフィックのみでカバーすることはムリだ、それくらいなら、担当を一人あてがうほうが「コスト安」になる、ということなのだろう。

人間がやったほうが早い作業は人間がやる。100万回に1回発生するイレギュラー処理のためにルーチンを組むよりも、100万回に1回の事象は人間に通知して処理を任せたほうが早いしバグも出づらい。

とはいえ、野村が行った事務手続きはどれも「まれによくある」ものなので、ご担当の方も皆さん慣れていらっしゃる。「ああ、あれね」的な反応、そしてスマイル、流暢な動き。こ、これがかつてあれほどバカにされてきた「お役所仕事」なのか。新成人に伝えてあげたい、「昔の役所っつったら、そりゃあもう酷かった」と。

さらに驚いたのは、国民年金の手続きの際の窓口での説明だ。担当の方がオフレコ的な大人ニュアンスで説明してくださったが、いやむしろ書いちゃうよ、市民として。国民年金は市区町村から国(年金機構)に管理権限が移行したのだが、市区町村が手続きを代行してくれる。つまり国(年金機構)のやることに対して市区町村の窓口担当の方が矢面に立たされる。その体制の中でよほど辛い目にあったのか、「本来は年金機構に相談してもらいたいところだが、困ったことがあったら最初は区の窓口に相談してみたほうが良いと思います」と。つまり、年金機構の対応が「役所仕事すぎて」悪いので、その苦情が市区町村にまで及んでいるのだろうと容易に想像できた。これに関しては、もう、ご愁傷様としか云いようがない。