2010

映画「アバター」のすごいところ

「アバター」を観た。確かに3D映画というのは新しい映像体験だった。残念ながらIMAXではなくごく普通の映画館で観たのだが、それでも十分驚いた。

小さい頃に赤と青のセロファンが貼られたメガネを掛けてみた3D映画は、飛び出すということを意識するあまりに意味不明なカットが散見されたが、「アバター」はごく普通のハリウッド映画だった。すなわち、最近のハリウッド映画は奥行き感のあるダイナミックな映像(つまり派手で大げさな映像)が多く観られるが、その正常進化系が「アバター」なんじゃないか、と感じた。

映画を映画館で観たいと思うモチベーションは、いち早くその物語を知りたいと思う知識的な欲求と、非日常な体験をしたいという体感的な欲求があると思う。「アバター」のストーリーは正直レンタルで観てもTVで観ても印象が変わらないと思うが、非日常な体験としてはやはり3D映像を劇場で観るしかないわけで。

Webという、かなり日常の中に溶け込んだデバイス(PCのブラウザ)の上で疑似体験をごにょごにょやっているに過ぎない仕事をしている身としては、やっぱり体験って重要だよなぁ、としみじみ考えさせられるのであった。


2009

イベントや飲み会で色んな方と会う

おかげさまで、この年末はいくつかのイベントや飲み会でご挨拶させてもらった。同業種の方々も異業種の方々も、色んな方と話すのは楽しい。

いくつか研究目的のプロジェクトに関われたことで、iPhoneアプリの中の人としてであったり、タッチディスプレイを使ったインスタレーションの中の人としてあったりと様々な接点で声をかけていただけた。「何の人?」と言われもしたが、まぁそれは仕方ない、確かに自分でも何の人なのか説明が付けづらい。

結論としてやりたいことはインターフェースの構築なんだけれども、それをWebエンジニアの自分に今できるのはこういうことだ、と思い日々実践しているとこんな風になった。アプローチとして最適だったどうかは分からないが、やっていることを面白いと言ってくださる方がいる限りはまぁ大丈夫かなと思っている。

で、折角色んな方と出会えたのに、今はまだなんだか自分の中にうまく飲み込めていない状態で悔しくてならない。もっともっといいものを作っていかないと「あんときは面白いと思ったけど結局はあの程度のレベルだったね」と思われてしまうぞ、という危機感も高まってきた。うーん、奥が深い。

そんなこんなの野村でございます。また何か面白いものができたら皆様にご紹介するので、今後ともどうぞよろしゅう頼みます。


MTM04に参加した

LOGER(製作中の様子)

もう先月のことであるが、去る11月22〜23日に開催されたMake: Tokyo Meeting 04に参加した。会社名義での参加である。そもそも野村はシャイなボーイなので個人で参加するのは辛かったし、関係各位との利害の一致を見いだすことができたというのが理由であった。

作ったのは「LOGER」と名付けたメジャー。デジタル化されたメジャーを作ろうということで、なんとカラーコードで長さを読み取るという強引な方法で実装された作品。写真は製作中の様子だが、30mm x 30mm x 50mmにArduino miniを収めるのに非常に苦労した。

MTMに参加されている皆さんは非常にレベルの高い方々ばかりで、こんな作品で参加するのは恐縮だったのだが、なんとなく暖かく迎えていただいたようで有り難かった。


作ったアプリが次の目標へ進む

おかげさまで作成に関わったiPhoneアプリが想像以上の広がりをみせている。これは関わった人間として嬉しい。反面、サーバーが重くてサービスとして機能していないと非難を受けている事実もあり、こちらは当事者として平身低頭の思いでいっぱいである。

さて、当初のプロジェクトの目標は実はコンペにエントリーして、賞の何か一つにでも引っかかってくれれば嬉しいなぁ、というものだった。一時はエントリー自体に間に合うかどうか微妙だったのに。で、結果が先ほど出て、賞の何かというレベルじゃなく優秀賞という名誉をいただけた。関係者一同大変喜んでいる。野村としても嬉しい。

さて、当初目標だったコンペも終わったので、このアプリが次に何をなすべきなのか考えるタイミングが来た。もちろんバグの修正やら諸々あってでバージョンアップ自体は進行しているのだが、それは「何をなすべき」というのとはちょっと違う。

会社のリソースを思いっきり使っているので、会社全体としての目標がもちろん設定されていくだろうし、個人的にはこのアプリは発想した同僚の元へと還っていくものだろうと考えているから、野村個人の考えで「何をなすべき」というのはちょっと違うと思っている。

自分のやりたいものを(別のもので)やらねばならない。つまりは、そういう次の目標ができたということなのだろう。


iPhoneアプリ作ったよ

先月ずっとMacを持って出社していた。iPhoneアプリをゴリゴリ作っていたからだ。今回のプロジェクトは同僚の発案によるもので、野村はサブのプログラマとしてお手伝いさせてもらった。クライアントなしの完全なる自社案件=副業なので、時間のやりくりがとても大変だった。

で、先週末にようやくAppleの審査が通って(なんと10日以上かかる……)月曜にはストアにラインナップされた模様。で、その日のうちにちらほらアクセスがあったもので慌てて昨日リリース打ったのだが、その頃には少々盛り上がっちゃっていたようで。

なんというか、嬉しい限りで。

まぁ、1日経ったのでそろそろ批判され始める頃だとは思うし、作った自分たちもまだ納得がいっていない箇所があったりするわけで。今後もみんなが楽しんでもらえるように地道にバージョンアップを重ねていきたい。

URLは↓。あんまり日記に宣伝は書きたくないんだが、頑張って作ったんだもん、たまにはいいでしょ。

http://travatar.1pac.jp/