2015

今年観た映画の話

今年観た映画をメモして、「ああ、もう一回観たいなぁ」と思っているかどうかで並べ替えてみた。

で、それをGoogleドキュメントで晒してみたりすることにした。リンクはこちら


今年のガジェット浪費

今年の春から、作業デスクの3枚目のディスプレイとしてiPadを使っている。iPad 2で動画サイトの動画をBGVとして流し続けたり、ポッドキャストを聞いたりという使い方で、メインPCのCPUパワーを分散させるのが主の目的だった。

先日、iPad Pro + Apple Pencil + Smart Keyboardの3点セットにこれが置き換わって、SNSの閲覧やRSSリーダーによるWeb巡回などもiPad Pro側に移動させた。これは、メインPCでの作業中に「誘惑」に負けないようにする目的がひとつ。それと、現在はメインPCのメインディスプレイ(めんどくさい言い回しだなこりゃ)として1920×1080解像度の画面を使っているのだが、これがもう手狭というか足りなくなってしまうのでそれの解消になるかな、というのも期待している。あまりまだ有効活用できていないが。

モバイル環境はNexus 5XとSmartWatch3。なぜiPhone + Apple Watchじゃないのかといえば、イーモバ時代からの流れで回線契約をしているから、また端末としてのNexus 5(先代)が使い勝手が良すぎたから。iPhoneに移行する理由もタイミングがないから、Androidエコサイクルに乗っかっている。これのせいで多少面倒なこともあるが、周りはiOSエコサイクルに乗っている人ばかりなので比較のためにも自分がAndroid側をメインで使うのは悪いことじゃないかなと思っている。

今年はスマートウォッチ元年だ、みたいな言い方もされるが、Sony SmartWatchを初代から3機種渡り歩いた経験でいえば、ここ数年というレベルでは劇的な進化はしていないと思う。結局、「何を知りたいか」と「何を伝えたいか」という人間の行動に関する部分ついて革新的なアイディアがなければ、大きな進化はない。

ウェアラブル端末という観点でいえば、今年はFUN’IKIとJINS MEMEが発売された。どっちもまだメガネとしてはごつくて普段使いするのには抵抗があるし(これは野村が普段メガネをしていないから違和感を感じているだけなのかも知れないが)、屋外で使うにはまだ「充電」というハードルを超えられていない。

この2つのメガネは、Google Glassのようにヘッドマウントディスプレイとしてメガネを使う流れとは違う、デジタルなメガネの第2世代的なタイプだ。手や指ではなく顔や目の周りをセンシングして、文字などの直接的な視覚情報ではなく光や音、振動などで情報を受け取る。我々はスマホの画面に大量の情報を表示させようとしているが、そんな競争の激しいスマホの画面上での視聴率争いを避けるやりかたもまた競争が激しくなってきているのだ。腕(リストバンド)、の目(メガネ)が出てきた。指(Ring)、足(靴)も決定的な製品はまだ無いが出始めてはいる(あとは体のどこにくっつけたらいいんだろう)。

あと今年は何買ったかな。思い出したらまた書く。


日記書いてない(趣味編)

全然日記書いてないんじゃよ。

生存証明と愚痴とダジャレ発露はTwitterでまかなっちゃっているからなぁ。

映画の感想は、今年に入ってからFilmarksというサービスを試しに使ってみている。長文を書き残すタイプのUIじゃないのが少々難だが、どメジャーなサービスじゃないが故にYahooとかのユーザーレビューよりも少々辛めの感想が集まっている感じがするので気に入っている。

アニメ視聴については、配信サービスのdアニメストアを使い始めた。大画面でゆっくり観たい作品はHDDレコーダーに録画して、それ以外は配信での視聴にすることで、これまでよりも多くの作品を視聴できるようになった。ただ、視聴の「質」は以前より低下している気がする。「ながら観」が多くなってしまったのだ。毎クール、視聴する作品を絞って魂を込めて視聴するほうが本当はいいのかもしれない。うーむ。

また、視聴の「質」が下がっていると感じているからか、あまりアニメの感想を書き留めていない。これは良くない。感想を書き留めておくと、後で読み返して発見があったり、もう一度視聴し直したくなる衝動に繋がったり、スタッフの名前を覚えたり思い出せたりと、色々と有用なのだ。アニメに関しても感想を書き留めるWebサービス使ってみようかな。

最近はあまりゲームをやっていない。据え置き機でプレイしているのは「スプラトゥーン」ばかり。発売初期の頃は結構やっていたつもりなんだが、最近は全然遊んでいない。いつまでもヘタクソなまま。まぁ、ゲームはね。いついかなるときでも現実逃避できるように「Minecraft」を準備してあれば大丈夫だから。


最適化される退屈な近未来

ターゲティング広告や所謂「ビッグデータ(笑)」について考えてみたりすると、いつもいつも嫌な感じの近未来に想像が行き着いてしまう。

ちょっと前まで、近未来の屋外広告はそこに通りかかった人向けにその人に最適化された広告が語りかけてくるようになる、というものがあった。今となっては「(笑)」を付けざるを得ない感があるが、公共の場で自分の変態趣味を晒されるという誠に素晴らしい未来像であった。

或いは通販サイトでおなじみの、自分が最近検索したり購入した商品に基づいた「こちらの商品はいかがでしょう」というリスト。忘年会のためにレイザーラモンHG風の衣装を買った後の、年も明けて心機一転頑張ろうと思っているところに表示されるムチや低温ろうそく、それをみてどんよりとする自分(蛇足だが、この日記を書くために「低温ろうそく」をググったので、このググった履歴を後で消しておかないとまたどんよりするに違いない)。大体、買い物が終わった後に関連商品出すのってどういう意味があるんだ。カメラ買った後で「こっちのカメラのほうがお買い得でしたねウフフ」と人を馬鹿にするための機能。わぁ便利。

これらも問題だが、これから来るであろう善意が人生をつまらなくする問題についても考える必要がある。

野村は一般的おっさんのカテゴリに属するので「ラーメン」が好きである。従って新しい駅に降りてランチを探す際にはキーワードとして「ラーメン」を良く使う。後は「ハンバーガー」辺りか。昭和末期の男の子はファストフードがとても好きなのだ。

だから、ビッグデータはこんな野村に対しておっさんの趣味嗜好に合わせて最適化された情報を提供してくれる。ラーメンといっても多種多様だが、きっと好みの味、値段帯、お店の広さ、トイレの清潔さ、店主の頑固度までを加味して最適化された情報を提供してくれるだろう。それは、とても気持ちのいいことだろう。

つまり、どこにいても何をしても、「オマエはコレが好きだろう」といって情報を取捨選択して提供してくれる。リストの上から順に選べば良いのだ。それがミンナが望んだ近未来だ。

なんと驚きのない未来だ。

例えば、ラーメンが好きな野村に対して、少しひねって回転寿司、或いは今日は意外にもフレンチのOLに人気のコースを提案してくれるシステムはどうやったら作ることができるだろう。なぜOL御用達ランチコースをおすすめするのかと聞かれても困るが、ではラーメン大好きアラフォー男子はOLランチを食べないだろうか。食べる機会が無いから食べないだけかも知れない。では食べる機会はいつ訪れるのか。

他人の買い物に付き合うのは、時間が適切であればそこそこ楽しい。それは、自分の趣味や生活の範囲外にあるものに触れられる機会だからだ。野村は、街を歩くのが好きだ。いかにもおばあちゃんが着ていそうな洋服を売る店や、チャラいアクセサリーショップは、自分のための商店街を作ったとしたら絶対に誘致しない店だが、見る分には全く問題がない。

目的をもってWebブラウザなどのツールを起動したときは、邪魔な情報は一切欲しくない。ラーメンを検索しているときにツールがOLランチを勧めてきたら物理で殴りたくなるだろう。だが、漠然と「今日のお昼はなんにしようかな」と思ったときに、自分に最適化されているツールだけが本当に便利で素敵なものなのだろうか。

と、例によって答えの出ない悶々としたものを抱えながら、今日のランチを考えている。


2014

動画にBGMつけたよ

ちょっと人に頼まれて、動画にBGMつけた。その動画自体はあまり人前に出ることはないみたいなので、BGMはSoundCloudに置くことにした。