プロジェクト入籍(1)

婚姻届(またの名を赤紙)

これから約3ヶ月に渡って、日本の戸籍法の実態について実例を交えてご紹介するコーナー。その名も「プロジェクト入籍」。

なぜ3ヶ月もかかるのかというと、入籍予定日を4月の野村の誕生日にしたいから。で、何で夫側の誕生日を選んだかというと、妻側の誕生日が6月で、いくらなんでも遠いなぁということになり……。そもそもなんで誕生日に合わせようとしているかというと、「何かに関連付けておかないと絶対に忘れてしまう」と自信を持って同居人サマがおっしゃっておられるからで……。

つまり、この写真にある書類「婚姻届」は、もっと後になって入手しても構わなかった。

だが、この書類は区役所の窓口に行かないと入手できない。区役所の窓口は大抵の場合は平日の午後5時までしか開いていないので、有給休暇でも取らない限りたどり着けない。だが足立区の場合は月に1回(第4日曜日)だけ日曜日にも窓口が開いている。つまり、4月の目的の日まで3回のチャンスがあるということになる。で、昨日入手してきた次第だ。

書類の書き方は窓口の方が説明してくれる。前述のように我々にはチャンスが少ないので、そう何度も書き方を質問できない。今のうちに細かいところまで質問する。といっても重要なのは、この書面とともに提出する資料が「戸籍謄本」であること(現在の本籍地が入籍地と違う場合)と、最近は身分証明が厳しくなっているので戸籍謄本の入手や婚姻届の提出の際に免許証などを忘れないようにすることくらい。

だが、念入りに質問する。なにせ書類に間違いがあってはいけない。入籍予定日も日曜日だからだ。しかも窓口の開いていない普通の日曜日だ。

日曜日に役所は開いていないが、婚姻届は24時間受付できる制度になっている。時間外の場合は宿直室の方が受け取ってくださるらしいが、書類に不備がある場合は後から連絡がくることになる。まぁよほどのことがない限り届出を出した日が入籍の日になるそうだが、野村も同居人サマも、自分たちのやることを一番信用していない。ここは慎重に。

さて書類を手に入れたが、次は戸籍謄本の入手だ。遠隔地なので郵送してもらうことになる。だが、今回の「プロジェクト入籍」では、平日にはなるべくアクションを起こさないように心がける。平日に何かやるとヘマをしそうだからだ。慎重に、慎重に。

というわけで、戸籍謄本の入手作業は今週末の予定。