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第15回「ひねくれものが図に乗る日」(1999/01/08)

 とうとうBeOSが我が家(というか寮なのだが)に届いた。Release4である。Intelチップ版は2つめ、いよいよ脂ぎって……、失礼脂にノってきたきたところであろうか。
 嬉しくてあちこちで言いふらしているのだが、誰もBeOSを知らないので無反応である。その無反応な人々に向かって力説している自分が楽しい。いかにしてこの日を待っていたのか、そもそもBeOSを手に入れるとどんな利点があるというのか、BeOSを買った理由はなんなのかを説いて回るのだが、その説教の無意味さがたまらなくシュールだ。
 大体、BeOSで何ができるのかといっても「何もできない」としか答えられないはずなのだ。ゲームはWindows95とか98とかの方が多いに決まっている。余談だが、Macを持っている人の中にもゲームがやりたいからWindowsを買おうかなぁ、とか思っている人がいるらしい。WindowsはゲームOSなのだ、そもそもインストールからしてゲーム、動いている様もゲームである。
 アプリケーションも皆無である。手に入れるにもネット上でBeDepotから購入するくらいしか方法がないのだから。学生の身分でクレジットカードなんぞを所有している訳もないのでカード決済の海外サイトでショッピングをエンジョイできるわけがない。まあ、アプリケーションは増えていくことが決まっている(それも音楽系、映像系のマルチメディアなくールなヤツラさ、ベイビー)のでさほどの負い目も感じないが。
 でもBeOSなのだ。んで、BeOS到着記念ということでマシンの蓋を開けた。BeOSとは全然関係ないのだが、つい嬉しくて蓋を開けた。蓋を開けたからには改造をするべきだ。そこで、今までマシンが狭い部屋の中に2台もあったのだが、結局1台しか動かしていないのだから一つにしてしまうことにした。HDDとサウンドカードの移植。ついでにまったく役立たずだったISAのLANカードもはずした。

CPU : AMD K6-233MHz (オーバークロックは嫌い。ちょっとしか速くならんもん)
Memory : 132Mb
Video : S3 ViRGE DX 4Mb (いい加減に買い直したいが、次はAGPだもんなー)
Sound : Creative SoundBlasterAWE32 + Ensoniq AudioPCI(なぜか2枚差し)
Network : Planex ENW-8300-T
SCSI : Tekram DC-310 (こいつがなんとBeOSで認識される!5000円のくせして)
HDD : 4Gb(1Gb, 1Gb, 2Gb) + 1.6Gb のはずだ。詳しいことは忘れた。

 現在Windows95をメインのOSにしているが、これはWindowsNTがオちたからに他ならない。それも年末のくそ忙しいときに。仕事ができなくなるのは痛いのでWindows95を使っていたのだが、そのまま今に至る。もうそろそろ全部のOSを入れ直してもいいかもしれないなー、でもそんなことをする暇もない。貧乏暇なし。
 SoundCardが2枚なのは、BeOSをR4にしたときの、音が出なくて試行錯誤した生々しい傷痕といえる。別件からSoundCardをAWE32に戻した(あくまでAWE32がメイン)のだが、R4で認識させきれず、R3のときのドライバを使ってEnsoniqを動かそうと単純に思ったのだった。結果、動かず。結局、設定を怠っていたのが原因だったらしく、それに気づいたらAWE32であっさり動いた。でも面倒なのでEnsoniqをまだ抜いていない。これを抜くのはOS再インストールの日だろう。
 こうして文章を書いているとむくむくとOSの再インストールをしたくなるから不思議だ。そんな時間はないはずだ、レポートを書かねばならないからエディタを立ち上げたというのに、こんな駄文を書いているし。よし決めた。そんな時はとりあえず蓋を開けよう。電源を落とすので今日はここまで。ではさよなら。

追記
WindowsNTを思いっきり削除してから再インストールしたら、すんなり動くようになってくれた。SP4を入れたら、なんとATAPI接続のZIPが認識した。ありがとうSP4。でもUIフォントなんかつかわねーぜ。

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