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第14回「3つのOS」(1998/12/07)

 一口にOSといえども、様々なOSが存在する。パソコンでの代表選手はWindowsシリーズMac OSである。そしてワークステーション、サーバーの分野ではUNIX系OSがよく使われている。
 僕のマシンには3つのOSがインストールしてある。といっても、Intel系のチップを使っている(つまりDOS/V)であるがゆえに、Mac OSはインストールできない。LINUXというUNIX系OSをインストールすることは考えたことがあるが、頻繁にハードの環境を変えるし、ネットにつながっていないので利点がなく、まだ行っていない。我がマシンの3つのOSとは、Windows95、WindowsNT、BeOSである。
 Windows95はOSR2などという気の利いたものではない、普通のものだ。OSR2になってから安定性が増したとも言われるが、別に今の状態で不安定ではないし、むしろOSR2のおせっかいな仕組み(異常終了のときにスキャンディスクが走るとか)が気に食わなくてイヤ〜んなイメージが強いのだ。
 WindowsNTは大学で使うときにネットワークやユーザー管理の面で信頼が置けるので使っていた。大容量のファイルを扱う必要がある場合などにも、メモリ管理がWindows95よりはマシである。ハングしてもOSが落ちないというのも大容量ファイルを扱うときに有効である。だが、今使っているISAのネットワークカードが認識されていない。きつい。今、このOSは死んでいるといっても過言ではない。
 そしてBeOSである。以前も書いたが、私はRelease3を購入した。友人T氏(の母)のクレジットカードを使用してBe本社より通販で入手したのだ。ついでにTシャツも買った。2色も買った。更についでにFedexってどんくらい早いんだろう?ってことでFedexで注文した。そうしたらクレジットの関係で入金が15日遅れて、あんまり「早い」と思えなくなってしまった。届いた頃にはそんなことはどうでも良くなっていて、「あの余分な料金は無駄に思えてきた」と愚痴った。閑話休題。
 3.1と3.2のアップグレードも行った。Beはすこぶる順調である。Release3の既知のバグ(マザーによっては電源をシャットダウンできない、など)以外に目立ったバグもない。
 Beの普及率は低い。というか、出たばっかりのOSだから仕方もない。Beは実にユニークなOSである。操作感、見た目はUNIXのX Windowsにクリソツである(ただし、X Window自体が、見た目を大きく変更できてしまうGUIだが)。OPEN GLがOSレベルで走ってしまうあたりもかっこいい。なにより軽い。Mac版のBe R3はムチャ早だった。Intel版のBe R3はそれほどでもないが、これはコンパイラのせいで遅いらしい。それでも実はWindows95で同じ事をさせたときよりは「軽い」。メモリ管理が良いようだ。OS自体を軽く作る、というコンセプトがこの結果をもたらしている。
 BeOSはR4が発売される。僕はもう予約してしまった(今度は国内の代理店から)。ハードウェアの利用できるものが一気に増える、Windowsのパーティション(FAT16)が読み書きできる、SCSIが動く、といった利点があるが、なんといってもコンパイラが変更になったせいで最大8倍の速度アップらしい。期待して待つ。この年末のサンタは、きっとこれだ。

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