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第17回「反省します」(1999/07/01)

 更新の少なさを反省し、また明日への尽力を誓う意味において、反省は重要な過程といえよう。今回は、僕とコンピュータとの関係に関していくつか反省してみる。

 反省、1。
 CD−ROMドライブのイジェクトボタンや、MOドライブのイジェクトボタンを連打することがある。大抵は何か操作ミスをしたとき、急いでいるときなどで、こんなときはマシンの方も処理中で重くなっているものだ。
 連打は良くない。しつこいナンパのようなものである。お茶でもどう?時間ない?ちょっとだけ、10分だけ、5分だけ、缶コーヒーでいいから、ってな感じ。まあ、FDDのように直接メカを動かしているわけではなく、ソフトウェアスイッチなので問題はないのだが、ただ連打することでマシンの処理がちょっとだけ重くなっているようだ。

 反省その2。反省はテンポよく。
 電源を入れたまま、OSが立ち上がったままケースの蓋を開け閉めしてごめんなさい。
 まあ、いうなればノックもせずに娘の部屋のドアを開けた父親のようなもので、そのとき娘が男とあらぬ行為に及んでいた場合は置いておいても、娘としてはエッチ助平変態だろう。エッチは「変態」の「H」だから、先の文章表現は二重に表現が被さり反省。
 いや、動いている状態を確認したかったんだ。ファンの冷却具合とかを見たかっただけなんだ。いうなれば娘はちゃんと勉強しているかな?とこっそりと娘の部屋を覗くと男が、……閑話休題。

 反省、3。
 罵声を浴びせた。非礼を詫びる。いや、罵声を浴びせていたが、それは我がマシンにではない。自慢ではないが、自慢のマシンだ。不良なデバイスとの付き合いもなく、病気もない。僕が罵声を浴びせていたのはOSにである。それもある特定企業のブランドOSにである。この、この、この!
 罵声を浴びせたのは反省するが、その度に唾がかかるディスプレイにも詫びねばなるまい。普段は指で突ついたりせず、実にプラトニックな関係だったのに、ちょっと本能のまま感情に走り唾をつけてしまった。

 反省その4。意外と反省は楽しいことが分かってきた。
 ケースを開けて、カードを抜き差しする際に、つい接点を触ってしまったり、抜き差ししたカードを無造作にそこいらに置いた。幸い、未だ大事に至ってはいないが、危険な綱渡りであることは明白だ。常にセーフティを心がけなければ。大切なマシンのためだ。用心に越したことはない。間違いがあってからでは遅いんだ。

 いろいろと反省してみた。ここまでの反省である程度の傾向が掴めたが、僕は結構、乱暴に扱っている節がある。デリケートな年頃のマシンをこのような獣のような扱いをしてはいけない。誠意を持って。

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