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ビートルズ「LET IT BE」の巻(1999/11/24)

 The BEATLESといえば、あの4人ですな。もはや説明不要、そして彼らのラストアルバム(と言ってもいい)のが「LET IT BE」。タイトルチューンはあまりにも有名。「THE LONG AND WIDING ROAD」や「GET BACK」も収められていてお好きな方にはたまらない一枚である。
 さて、当然だが僕はビートルズを知らない世代だ。物心ついたときには時代はマイケル・ジャクソンだった。ジョンが死んだのも知らなかった。ただ、音楽の教科書に「YESTERDAY」が載っていたのと、小学校の先生が(確か、先生の弟さんが)ビートルズに詳しかったので印象には残っていた。本格的な出会いは中学になってからで、それも安売りCDを手に取ったことから始まったのだった。
 ビートルズの音は前期と中〜後期とで大きく異なる。どっちも好きだ!という人も多かろうが、まあ大抵のビートルマニアは、「前期の勢いがある方がいい」とか「後期の技が光る方がいい」とかいって、どちらかに偏ろうとするものだ。で、僕の場合は中〜後期、ホワイトアルバム、「SGT.PEPPER LONELY HEARTS CLUB BAND」、「ABBEY ROAD」あたりにハマったクチである。
 曲の方の「LET IT BE」は、高1の時に学祭で歌った思い出がある。軽音楽部で、ユニコーンから2曲と、ビートルズの「COME TOGETHER」とコレをやった。で、コレだけ僕がキーボードを弾き語ったのだった。いやー、恥ずかしかった。とても、恥ずかしかった。CDのライナーを見返してみると結構くたびれていて、これを持ちながら練習していたことが思い出されるのだ。
 ビートルズは、コード進行がわりに簡単だったりするのでカバーしやすかった、と記憶している。もっとも、耳コピーをしたので自分たちで勝手に簡単なようにやっていただけかも知れないが。
 最近、中期ビートルズのベスト盤的な存在となる「YELLOW SUBMARINE」が発売された。非常にオイシイ選曲がなされた一枚で、ビートルズを試食したい方にはもってこいだろう。ただ、やはり僕の中ではビートルズのベスト盤は「赤盤・青盤」だけだ。
 やっぱり、ベスト盤というものは一回限りで出してもらいたいものだ。YMOってば……。

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