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第7回「続・博多買い出し紀行」(1997/12/09)

 前回の「マウス」をUPした後で、T-ZONEにてぎゃふんと言わされた。IBMがポインタ付きマウスを出していたではないか。いやあ失敗。でもこのポインタ、どう使えと?

 閑話休題。
 会長(サークルの先輩である)からマシンの見積もり、組み立てを依頼され、TWO TOPへと向かった。ちなみに、眼鏡の羽振りの良い若者と、口の悪い貧乏青年のコンビが怪しい商品を手に取ってはげらげら笑っていたら、それは我々である。コンタクトを試みてみるのも一興。
 会長の注文はいつもぶっ飛んでいる。ルーターマシン1台。作業用NTマシン1台。ゲームサーバー1台。今回はルーターマシンのお話である。
 ちなみに今回の買い物は2日に渡って行われたが、構成上の都合で買い物の順番などは事実と異なる。

 ルーターマシンにはLinuxを積むので「VGAのビデオボード」を選んで欲しいと云われても、VGAだけのボードはもはやジャンク屋にしかない。仕方がないのでTrio64。「VRAM256k以上」という条件をクリアしているので、これはいい買い物であったといえる。いつまでTrio64は生産されるのだろう、ぜひ1980円を目指して作り続けて欲しいものだ。
 さて、マザーボードである。こちらはATXという注文が上がっていた。未来志向である。僕としてもATXの組み立ての手軽さは気に入ったので、これには賛成である。で、DIMMにするかSIMMにするかが勝負の分かれ目となるのだが、ここは一つ、余りもののEDO SIMMを挿すということに決定。条件に見合うボードを探していると、特価5980円の文字が目に飛び込んできた。GA-586MSである。すごいぜGIGA-BYTE!というわけでこれに決定(後で述べるが、このマザーにはもう一つ秘密があった)。
 CD-ROMドライブは例によってIMES製。もはや野村愛用である。速さは6倍速。十分すぎ。ちなみに野村の、来年春完成予定のニューマシンも、CD-ROMドライブは8倍速程度と思われる。それ以上速くても、辞書ソフトやカーナビソフトを動かすわけでもないので意味が無いからである。
 HDDにIDEの2GBクラスのものを買い求める。どこ製のドライブかは忘れたが、Ultra ATAではないことは確か。だって、マザーが対応してないもん、Ultraである必要はない。
 CPUは何にしようか。会長からの注文は「Pentium100MHz互換以上」である。うーん、100MHz。それなら旦那、Cyrixのどノーマル6x86なんぞいかがでしょう、おいらのマシンと同じ脳みそですが。野村はCyrixびいきである。特にこの日は、Cyrix6x86-P166+GPの上でただ独り寂しそうにしていたP133+GPが愛くるしくて、これを用いることにした。なんてこったい、ゲームソフト並みの値段だ。
 ちなみにゲームサーバー用のCPUにIBMの6x86-P166+GPを推薦したのも僕である。あとはAMDのK6を残すのである、別に残しているわけでも、狙っている訳でもないが。
 キーボードはT-ZONEで1980円。マウスは要らない、ディスプレイも、最初のOSインストール時以外不要。FDDはいつも通りもっとも安いものを買う。おっとCPUクーラー。といっても三洋のSUN ACEしか買わない野村であった。

 それにしても最近のTWO TOPは筐体の在庫がない。天神ZEEXのOAシステムプラザに行ってみた。ここには僕が以前から目を付けていた、黒いATXケースがある。
 会長はこの黒い筐体に一目惚れのご様子。ルーターマシンには勿体無い、NTマシン用に使う、ということで決定。ところが店員に聞いてみると在庫なしだという。「入ったら押さえといて下さい」という。
 この時野村も、衝動的に便乗注文する。なんと僕は、来年春の自機組み立てのために、もはやケースを買ってしまった。寮の自分の部屋に、この黒い筐体だけを置いて、年越しである
 さて、ルーターマシンはすぐに組み立てる必要がある。仕方が無いのでT-ZONEキャナルシティ店に行ってみると、おおなんと!何時の間にか組み立て系の部品が増えているではないか!筐体は今後ここで買うことにしよう、展示品の数が違いすぎる。
 数日後、ゲームサーバー用の筐体を買いに再びT-ZONEを訪れたりもしたが、うーん、この辺の話はそれだけで一話になるな。というわけで、次回は筐体の話をしよう。

 最後に笑い話を二つ。
 まず、マザーボードに選んだGA-586MSであるが、箱を開けて初めて、オンボード・ビデオであることが判明。やられました。台湾製Trio64ボードよ、さらば。ゲームサーバーにも、このマザーボードを使用することを同時に即刻決定。すごいよ、SiSチップ!安すぎ!
 もう一つ。組み立て終了後、動作実験に入ってみると、マザーのBIOSが立ち上がらないという現象を目の当たりにした。ビデオボードのBIOSすら読みにいかない。はじめて見る現象に、僕はてっきり「5980円のマザーボード」が初期不良では?と疑ってしまった。
 マザーボードの動作実験はメモリとCPUを指してから行なおう(あとビデオボードも。今回はオンボードだったから要らなかったが)。次の日、TWO TOPを3往復もしてしまったが、原因はなんとメモリがきちんと刺さっていなかった、というものだった。ごめんなさい、店員さん。僕のせいでした。てっきりマザーボードのBIOSって、単独でも立ち上がるのだと思っていました。

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