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第33回「北国の事情」(2000/03/13)

 そこがふるさとであり、かつ実家があるという理由で、札幌と呼ばれる街に帰った2月の話を。

 札幌のPC関連ショップといえば、大きなところではT-ZONE、ヨドバシカメラ、ツクモ電気、YESといったところか。
 YESは札幌を中心にした家電屋のチェーンで、札幌本店5階のPC関連書物を販売している「電脳館」は充実の品揃えである。このコーナーができた頃から通っているが、非常によい品揃えであり、かつ落ち付いた雰囲気がよい。肝心のPC本体やソフトが家電屋らしい値段であるのが残念だが。ここのソフトコーナーは仕入れがへんてこりんなのか、フォントとか素材集CD-ROMが異常に豊富(しかも売れない)だったり、エロCD-ROMコーナーが規模のわりに充実していたり、OASYSが沢山あったりするから不思議だ。昔からコンピュータを使っている企業をターゲットにした仕入れと思われるが、埃を被っているのだから失敗だと思うな。
 ヨドバシカメラとツクモ電気は福岡まで上陸していないが、結構全国区な大手家電チェーンだ。このうちヨドバシカメラは売り場面積がとても大きい家電店という方向性を打ち出しているのに対し、ツクモ電気は狭いながらもマニアまで唸らせるように心がけた家電店といった雰囲気。自作するならツクモ電気なんだが、ヨドバシカメラはゲームコーナーに「ゴーレムのまいご」を置いてくれていたので宣伝モード。あと、ヨドバシカメラはカメラやAV関連商品の品揃えも良い。今のところ、福岡のビックカメラよりもよい。
 ツクモ電気は札幌の市街地に2店舗ある。札幌ツクモ本店は地下1階にこじんまりとあるが、DEPOツクモの方にいけば全部揃うので行く必要無しな感じ。昔はもうちょっと商品の傾向で住み分けていた感があったのだが、企業戦略的にどうなのかと心配してしまう。DEPOツクモは2フロアあって1階が素人さんにも安心なメーカー製PCやデジカメ、プリンタなど。マニアさんはまっすぐ2階に上がっていただければパーツなどが並んでいる。結構値段も手ごろで、恐らく札幌値段の旗手といったところなんだろう。
 さて、T-ZONEも札幌に進出しているが、こちらはちょっと残念な品揃えだった。位置がヨドバシカメラの隣とあって昔はこの辺が札幌値段の基準点だったのだが、パーツ売り場を別館にしてからが良くないようだ。この別館が淋しさたっぷりにスカスカの品揃え。つられるように本館もショールームのような品揃え。DEPOツクモの勢いを考えると、来る価値無しと言われてもしょうがない。札幌のDOSパラがショールーム化してしまったときのような淋しさに襲われた。
 以上が今回の帰郷で感じ取った札幌の最新事情なんだが、最後にAtMacという小さなショップを紹介しよう。駅の北側にある店で、古いMacのパーツなどを扱っていることで有名。今回寄ってみたらば更にジャンク感を増していてGOOD。Macマニアを自称する方は札幌にお立ちよりの際にぜひ足を運んでもらいたい。

さて、次はタイ・カンボジアの事情について。

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