まんが・アニメ・映画のこだわり日記


	まんが・アニメ・映画の歴史


2003-06-21 01:36		まんが大変ものがたり


		最近、ネットで話題の問題がある。倒産した出版社からまんが家の生原稿が流出してしまったそうだ。これは笑えない。手描きのマンガはオリジナルが紙の形で存在して、それを出版社に渡さねばならない。つまり描いた人間の手には何も残らない。実は非常に危ない橋を渡っていたわけで、このたび、それが落ちたということだ。落ちたといえば。大友克洋の映画「スチームボーイ」の制作は順調に遅れ、この秋公開は無くなったとのこと。来年になるらしい。つまり、押井守「イノセンス GHOST IN THE SHELL2」、宮崎駿「ハウルの動く城」とともに2004年公開。来年はアニメイヤーだ！そういえばエヴァンゲリオンがリニューアルDVDを発売する。別にそれとは関係なく、松本隆のサイトで萩尾望都さんとの対談が載せられているが、この中でかなりナイスなエヴァンゲリオン批評が展開されている。 TV版の最終話が一番良かったと、野村も思う。


2003-06-04 01:17		ANIMATRIX


		ANIMATRIXを買ってきた。仕事の昼休み中、福岡の銀行の口座に入っていた使途不明入金の謎を解くべく京橋まで出向き、その帰り道でHMVに寄って買ってきた。使途不明入金は、福岡で賃貸していたマンションの敷金の返金だった。金額が大きいのでビビったばい。さて、HMVで買ったANIMATRIXだが、巨大なポスターがオマケで付いてきた。仕事の途中で抜けて買いに来ていた人間にとって、こんな大きなオマケを持って帰るのは若干気が引けた。早速観よう、と思ったのだが友人から飲みの誘いがあり、断念。明日以降、時間を作って観ることにしよう。


2003-04-20 22:36		新番組総括


		また、年を取ってしまった……。さて、4月からの新番組をあらかたみたわけだが。まずは悪かったもの、みないもの。アニメでは「テクノライズ」。フジテレビの深夜枠で、かっこいい系なのは認めるが、意味が分からない。ネガティブな世界観が生理的に受け付けられない感もあるので、もう観ません。ドラマは前にも書いたが「ホットマン」。イメージがね。それから「パパ・トールド・ミー」は、正直言ってお子様向け演出＆演技で5分も観ていられなかった。う〜ん。子役が重要な作品は、難しいね。微妙なライン上。アニメ「エアマスター」。面白いんだけど、来週も観たい！と思わせる強さがない。チェックものは、アニメでは「ラスト・イグザイル」。村田蓮爾＋GONZOということでこれもかっこいい系なアニメなんだが、こちらは世界観をすんなり（キャッチーに？）みせてくれたことが好印象。ただ、GONZOのCGを駆使した映像は、進化しているのは認めるが、実はあまり好きではない（「青の６号」の頃から）。ドラマでは「ブラックジャックによろしく」。演出多寡だけれども、悪くないと思う。それと「動物のお医者さん」。コメディドラマの大堂な演出が好印象。ただ、菱沼さんが、もっと変人だと嬉しいんだが。そして、なんといっても要チェックは「ER」の第7シーズン。見逃せないぜー！さて、今からサンマリノGPですがな。


2003-04-12 00:08		マンガなドラマ


		TBSが4月から始めた「ホットマン」(木曜)「ブラックジャックによろしく」(金曜)を観てみた。「ホットマン」は全体的に演技が嘘臭くて酷かった。ダメ。全然ダメ。エンゾ役の反町隆史が思った以上にはまっていなかった。逆に、偶然にも矢田亜希子が出ている作品は「クロスファイア」(宮部みゆき原作の映画)、「僕の生きる道」(草薙剛主演)と観てしまったのだが、なんとなーく雰囲気が好み。「ブラックジャックによろしく」は逆に、クサい演技でないと原作の雰囲気が出ない。こちらはむちゃむちゃ面白かった。緒方拳とか出てるし。もー。多分、金のかかり方が違うなー。主人公の斉藤を妻夫木聡が演じているんだが、上手いな、こいつ。始まってからしばらくは「妻夫木(つまぶき)」の名前の読み方が気になって仕方が無かったんだが、すーっとそんなことは忘れてドラマに没頭できた。よかよか。なんつっても野村の大好きな鈴木京香が出てるし。あー「サトラレ」の鈴木京香さんも素敵でしたが、これもまた。


2003-04-08 00:08		縮小気味なマンガ出費


		引っ越すために、結構な量のマンガを手放してしまった。継続しているマンガは頑張って持ってきたのだが、「頭文字D」「夜刀の神つかい」は手放してしまった。無念である。さて、今月は「ブラックジャックによろしく」が（多分、ドラマ化に合わせて）発売。YOUNG YOU誌上では「Papa told me」も短期集中連載されるらしい。でも、YOUNG JUMPの「HOT MAN 2003」はどうかと思う。高橋しんは残念ながら休養宣言中だが、「きみのカケラ」２巻は出るのだろうか。島本和彦「吼えろペン」は安定リリース。竹本泉「トランジスタにヴィーナス」も、意外と長いなー。気になっているのは「鋼鉄の少女たち」というマンガ。２巻が出るらしいのだが、１巻がどこに行っても売っていない。コミックエースなので発行部数も少ないのだろうが、ここまで品薄だと、気になってしまう。案外、タダのオタクマンガという可能性もあるが。


2003-03-25 00:05		千と千尋の神隠しがアカデミー賞


		……取っちゃったよ。「絶対無理だよー、ディズニーが妨害するって」と思っていたワタシが恥ずかしい……。


2003-03-14 15:15		本日の金曜ロードショーは

みなさん、準備はよろしいか？

「天空の城ラピュタ」

『最後のチャンスだ、すり抜けながらかっされー！』『はい！』
（いや、別に最後のチャンスじゃないんだが、なんとなく）


2003-03-14 11:05		今月のマンガ？？


		マンガ発売情報をちらりと眺めてみた。ななか6/17、はじめの一歩、ネコの王など必須アイテムが発売になる。 ……が、まだ「行きつけの本屋」がない状態ではどうしようもない。日比谷線沿線（秋葉原、上野あたり？）で夜遅くまで開いている本屋さんを探す必要がありそうだ。


2003-02-25 10:23		大処分市


		朝から、紙リサイクルボックスを探して回った。紙袋２つに、コンビニで売っている300円サイズの「CITY HUNTER」「CAT'S EYE」「銀河鉄道999」を詰め込んで。紙リサイクルボックスは閑静な住宅街の、マンションの片隅にあった。だが、奥まっていたため、少々探しづらい。紙袋にマンガを目いっぱい詰め込んだ男、住宅街をうろつく……。挙句、人に聞くのは恥ずかしかったので、その場でノートパソコンを広げて福岡市のページに繋いで、場所を確認したりして。それでもまだ、捨てるべき雑誌の1/4程度。今週いっぱい、この不穏な行動は続く。


2003-02-19 21:38		ドラマか


		「Papa told me」だけではなかった。「ホットマン」「ブラックジャックによろしく」「動物のお医者さん」……。この4月からのドラマは、なぜ有名マンガが原作なのだ。以前モミー氏とも話していたんだが、以前なら「オタク向け」とバカにされていた分野で、優秀な若手の作家が育っているような気がする。たとえば小説。スニーカー文庫などの「少年向け」というよりも「タイアップ系」と言った方が早そうなレーベルでも、近年は読み応えのある作品が多い。むしろ、レーベルの装丁に「こんな硬派な文学に、なぜこんな媚びたロゴが！」とかいって突っ込みを入れたくなる。マンガも多様化してきた。今回ドラマ化が決定した作品は、所謂マンガチックな空想はほとんどない作品たちだ。一昔前なら「ふーん、これの原作は誰なんだろう」と思ってしまっただろう。むしろ、「ホットマン」「ブラックジャックによろしく」なんかは映画やドラマを意識しているはずだから、今回の話は逆輸入といえなくも無い。既に「マンガ」それ自体が目的ではなく、マンガという表現手段で描かれるテーマについて、マンガの世界は注力している。エロゲーもそうである。……まぁいいや、エロゲーの話は。とにかく、今の世の中、優れたストーリーを見つけるなら文学の棚だけではなく、マンガのコーナーも見るべきだということだ。その中の9割は依然としてマニアのためのグッズだが。