ワイルドかつ繊細な生き方をする友人、けんたろうが引っ越した。独り暮らしから二人暮しになるそうで、引越しも2倍。そこで野村とウチの彼女サマ、それから友人ムートンが応援に駆けつけた。
けんたろう宅に10時集合。野村は
やんごとなき事情により30分遅れる。が、到着してみてビックリ。けんたろうは予約したはずの車が借りられず、レンタルカーのお店で足止め。けんたろう宅は引越しというよりは泥棒に入られたような惨状。やること多し。
段ボールが無いからといってゴミ袋に色んなものを収納する。どれがゴミなのか分からない、ひょっとすると必要だと思って入れているが、これはゴミなのではないだろうか、というかゴミにしか見えない、といった混乱もありつつなんとか荷物を片付け終わった頃にトラックとけんたろうが到着。
早速積み込む。ムートンが音響機材の納品に向かう営業マンらしい軽快な動きで荷台に物を押し込める。倉庫番マスターの誕生である。
昼を過ぎてようやくけんたろう宅を出発。電車チーム(けんたろうの同居人サマとウチの彼女サマ)は30分ほどで現地に到着したが、トラック野郎チームは1時間かけて新居に到着。
1LDKで、窓からサクラの木と公園が見える。とてものどかなのは良いが、ここはアパートの3階。無論、階段のみ。気合入れて運ぶ。とにかく運ぶ。30分で荷物を押し込め、弁当を食べる。
次は同居人サマの荷物を運ぶ。「けんたろうの家よりかは片付いている」との言を信じて現地に到着。なるほど、確かに幾分かは。だがしかし、今からでもまだ何日かは暮らせそうな勢い。早速片付けを始める。
1時間ほどで荷物を出し終え、再び新居へ向かう。トラック野郎チームは「原付はなぜ30km制限なのか」を討論しつつ、今度は電車チームより先に到着。真っ暗な中、ひたすら荷物を出す。「急がないとサッカーの日本戦が始まってしまう」と焦るけんたろう。サッカーに興味が無い野村。坦々とこなすムートン。
途中、新居のガス湯沸し器が故障している、夕方に近所の動物広場から馬糞臭が一瞬漂ってきたなどのショッキングな事実が発覚しつつ、19時頃終了。
とりあえず荷物を投げ出したまま、渋谷に出て、飲んで、食った。終わり。